奨学金帳消しを消費税増税で
〇若者が借金背負って社会に出る奨学金
猶予や減免とかあっても踏み倒せない奨学金。毎年3千人ものひとが奨学金の返済ができず自己破産しているのです。そして奨学金の返済が未来の選択肢を潰えさせるほど重くのしかかり少子化を加速させているのです。払いたくても払えない人に取り立てても仕方ありません。奨学金の返済が結婚・出産などの人生の選択肢を潰えさせてはいけません。
経済状況によって「帳消し」あるいは一部公費負担して奨学金によって人生が押しつぶされないようにするためには公的な財源が必要です。安心してください、財源を作りましょう。消費税を増税し税収を奨学金の「帳消し」にあてましょう。
そもそも奨学金の返済に困っているのに消費税を上げてどうするのかという声があるかもしれません。安心してください、対策はあります。低所得者の消費税の毎月の負担額の現金を毎月全国民に給付するのです。こうすれば実質消費税増税の負担は中・高所得者の消費に応じた負担になります。あとはこのような負担を国民が容認するかの話です。
自分は歯を食いしばって奨学金を完済したという人から不満の声が上がるかもしれません。また自分の意志で奨学金をもらって大学に行ったから払えないから帳消しは認められないという人もいるかもしれません。
しかし払いたくても払えない人の奨学金の帳消しを認めないことにあなたに何のメリットがありますか、と問いたいです。不公平感による憤懣を弱者に向けるべきではないのではないでしょうか。
あくまで払いたくても払えない人の困窮をどう解決するかに絞るべきです。不公平だから助けるべきではない、では済まされない話なのです。生活に困窮している人の「奨学金の帳消し」を認めないことは精神面身体面の問題から働くことができない生活保護の受給資格のある人に「働かないのに税金でタダ飯食うな」と言っているのと同じです。
〇そもそも論として大学の学費の無償化を
そもそも奨学金という大学を出て社会人となるスタート時点で借金を抱えさせるという制度はおかしいのではないでしょうか。日本も欧州のように大学の学費を無償(財源は消費税増税)にすべきなのです。
そして無償化の恩恵を若者だけが受けるのではもったいない。リカレント教育を含めて全世代が学びの場として大学において無料で学べる。これこそ今日本がとるべき道ではないでしょうか。
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