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思い込みが世界を創る。自信は大切。一人の天才現実家の女性のお話。

4次元5次元の話はもう飽きたので、現実世界の話。現実化のマスターのはなしをしたい。
自信のある人がいかに現実をうまく創造しているかと言う話。
 一人の女性の例をとってお話ししたいと思います。
彼女の名前は、真希ちゃん。実在の人物、今生きていれば40前後だと思います。
彼女と今は付き合いはありませんが 5年前までは連絡を取り合っていました。
彼女との出会いは20数年前になります。当時、福島で開業していたときに患者さんとして私の診療所に来ました。
当時、彼女はまだ20歳前後で、初対面で、ひと目見た時に変わってるな、と思いました。
天栄村という福島のど田舎に住んでいる娘にしては 洋服のセンスがいい。緑のワンピースに首にはスカーフを巻いていていて、ちょっと垢抜けている。口を開けば
堂々としてハキハキした口調で明るい感じで答える。
『アハハハ』 と笑う顔がとても自然で、私はすぐに彼女に対して好感を持ちました。
診療が終わって受付でスタッフと色々話してるのを見て、私も加わって談笑したりして、、、
何度も通院していくうちに、真希ちゃんと私は仲良しになり、色々な話をするようになりました。
私が行ったことのある外国の話をすると目をキラキラさせて
『私も海外旅行がしたいです〜!絶対にいきます!』
なんて感じで楽しい話もたくさんしました。
そんな彼女が出会ってから一年後くらいに、悩んでいる様子で歯医者に来ました。
当時、彼女は設計事務所で建築の設計みたいな仕事をしていたのですが、もう仕事が自分に合わないのでやめたいと言いました。サラリーマンがいやで辞めたい。ストレスで落ち込んでいる様子でした。
それからしばらくの間、悩んだ挙句、彼女は会社を辞めました。
しばらくして彼女が診療所に遊びに来たとき、彼女は ポーラ化粧品の販売員になっていました。セールスの仕事です。
彼女の外交的で明るい性格が功を奏して、瞬く間に彼女は地域のトップセールスマンになり、会社から表彰されたりしました。彼女のセールストークはいつも自信に満ち溢れ、売りたい商品のいいところを力説した後、
『これ、いいですよ、買ってください!』と笑顔で言われると、こっちもついつい欲しくもないのに、 そんなにいいなら、と買ってしまいます。
おまけに彼女は、こっちが『それは別にいいかな』とセールスを断った商品でも、
『え?どうしてですか?これ、こんなにいいのに。』と、推してきたりします。
その推しに負けて何度か彼女から健康食品みたいなものを買ったことがありました。
まあ そんな推しの強い商売っ気もある彼女でしたが、基本明るくてポジティブではっきりした性格なので、ずっと仲良くさせてもらっていました。
彼女も私のことを慕ってくれて、3.11の地震の後も私たち家族が北海道に避難したのを受けて、後を追うように札幌に福島から避難してきました。
真希ちゃんは札幌に2011年の秋ごろに福島から、私たちと同じく自主避難という形で引越してきました。そして札幌市内に数店舗チェーン展開するマッサージ店に就職しました。
20代半ばの女の子がひとりで札幌に避難し、お金の余裕もない彼女は、一生懸命働きました。マッサージ店のほかにも、空いた時間はラブホテルの掃除の仕事をしたり。
大変な状況でも前向きに頑張って生計を立てていました。
マッサージの技術は店の先輩に習ったようです。
 そんなこんなで一年ぐらいが過ぎた頃、彼女は働いているマッサージ店をやめて独立し、自宅(と言ってもアパートの一室)でサロン形式のマッサージを始めたのです。
お店に来てくれていたお得意さまが客としてついているので、なんとかなる、と言って始めました。
副業でホテルの掃除も続けてはいましたが、
彼女の自宅マッサージも、まあまあ順調にうまく軌道にのっていきました。
私も私の妻も彼女のマッサージを受けたことが数回ありました。もちろん私達の場合は自宅に出張してやってもらっていましたが。
その彼女のマッサージは、

お世辞にも 上手いとはいえなかった、
どちらかといえば、下手クソだった、

というのが、この前置きの長い話の始まりなのです。
もう言いたいことはわかったと思いますが、
いくら下手なマッサージでも、本人が自信満々なら、不思議と客がついて、ちゃんとやっていけちゃう、ということだと思うんです。
彼女いわく
「90分で7000円は安いから、もっと値上げして1万円くらい貰いたい」と。
いやいや、この下手なマッサージ、7000円でも高いと私は思うのですが、彼女は堂々としたものです。自信に満ち溢れ、自分のマッサージは普通とは違う特別さをアピールしてきます。
いくらかは忘れましたが当時、まあまあ高い値段で自宅マッサージをやってましたが、結構お得意さまがついていて、生活できる分の収入になっていたのです。
何度も言いますが、マッサージはマジで下手くそなのに、です。
そんな彼女を昔から観ている私は思いました。
自信と思い込みが現実を作るんだな、と。
彼女はどんな時でも前向きで自信があり、自分の意思を押し通す強さを持っていました。
札幌に避難してから3年後くらいに、彼女はフィリピンのダバオに語学留学します。海外に行きたいという目的のために、英語がまず必須だ、ということでダバオの学校にしばらく留学しましたが、その時も、語学学校の授業料や滞在費を大幅に値切りました。その時も、単刀直入に
「お金がないから安くしてください」
の一点張りで現地の語学学校のスタッフに掛け合って、粘りに粘った挙句、何十万円も値切ったそうです。
現実化に対する意志力の強さと行動力が凄い人で、自分の意志を通すために多少の図々しさはいとわないのが彼女の持ち味で、こちらとしても多少の図々しさはうざいと思いつつも、嫌味なくさばさばと物事を要求されると、
うん、いいよ。
となるのが人情と言うものです。
ダバオ行きの話も、普通の人なら、40万円しか持ってなくて、留学費が70万円で借金が出来ないなら諦めるのに、彼女は無理と思えるチャレンジで40万まで値切ってしまうのです。
そして、もしそうしてなかったら現在全然違う現実(パラレルワールド)を生きていたでしょう。

真希ちゃんはそうやって、自分の意思を周りの人に自信を持って伝えることでどんどん物事を現実化し、ダバオで英会話を学び、その後まもなくオーストラリアにワーキングホリデーに1年間行くことになりました。そして現地で知り合ったイケメンのスペイン人男性と結婚して、現在スペインのマヨルカ島で幸せに暮らしているはずです。
ちなみに彼女の外見は不細工ではありませんが決して美人とは言えない普通の見た目の女性です。

彼女を思い出すと、彼女はこうしたい、と思ったことをほとんど全て現実化していたんだなあ、とあらためて彼女ってすごいなあと思いました。
何事にも臆せずに、ありのままの自分の要求に従って、自信を持って思い込んで行動し、周りを動かして現実を創造する彼女。
世の中には彼女の何倍もの才能と資質を持っていても、彼女のように思うような現実を創造できずにいる人も多いように思えます。才能があるかは別として思った現実をうまく創造できない点では私もその一人だと思います。
意図して確信したことが現実化する、確信できないことは現実化しない、
と以前に何かで書いたことがありますが、
まさに真希ちゃんのような人が、良い意味で意図して確信したことを現実化している人だと思います。
それには自信と思い込みが大切なんだなあ、と。
彼女のそのメンタルを見習いたいなと思いました。
逆に悪いことを意図して思い込めば、ブラックマジックのように、よくない現実を創造してしまうので注意しないとですね。
周りを気にして、なかなかありのままの自分を押し通すことは我々普通の人間には難しいかもしれませんが、これからの世の中、少々図々しいくらい自分を主張しないと生きていけない世界になるような感じもするので、その辺りは各自それぞれがよく考えて、命と幸せを第一に自分自身(真心)の意思をちゃんと押し通して生きていけたら良いのではないかと思います。

テレビを見れば騒がしくていやな感じのする世界ですが。

そんな世界とは無関係に幸せな目の前の現実を生きた方が絶対にお得なので、明日もリアルな真実を楽しんで生きていこうと思います。
惑わされずに、我が道を行きましょう。
本日もありがとうございました♪


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