勘違いで幸せ
大学入学と同時に一人暮らしを始めた○○
その家に同級生の守屋麗奈が遊びにきた
麗奈:○○~ご飯作って~
○○:急にきてなんだその態度
麗奈:だって会いたかったんだもん
○○:それは別にいいけど朝の6時だぞ
麗奈:起きたら○○に会いたかったの!
○○:はいはい、ご飯と味噌汁で勘弁してね
麗奈:やった!
ご飯を食べる麗奈をずっと見てる○○
麗奈:って、見過ぎじゃない?(笑)
○○:綺麗な顔してるな~って思ってさ
麗奈:え///照れる///
○○:いいから食え
麗奈が食べ終わるのを待ってると○○の携帯が鳴る
○○:電話だ、ちょっと出てくる
麗奈:うん
○○電:もしもし?どうした?
天電:お兄ちゃん?一人暮らし慣れた?
○○電:うん、心配してくれたの?ありがとね
天電:天はお兄ちゃんがいなくて寂しい…
○○電:そうだよな、じゃあ週末帰るよ
天電:ほんと!?やった~!待ってる
ブチッ
麗奈:電話の相手誰だったの?
○○:妹だよ
麗奈:天ちゃん!会いたい!
○○:じゃあ今度家に呼ぼうか
麗奈:今後のために合鍵頂戴よ
○○:え、さすがに嫌だよ
麗奈:え?なんで?
○○:付き合ってるわけでもないし
麗奈:え!私たち付き合ってなかったの!?
○○:どうして付き合ってるって思ったんだよ
麗奈:だって○○この前
『ちょっと付き合って』って言ったもん
○○:あれは買い物付き合ってってことで告白をしたわけじゃないよ
麗奈:そんなの知らない!付き合ってるの!
友達にも言ったもん
○○:なんで言うのかなぁ~
麗奈:だって言わないと○○人気だから取られちゃうもん
○○:だからって
麗奈:大好きなんだもん
○○:うれしいけど
麗奈:○○は麗奈のこと好きじゃないの?ウルウル
○○:(そんな目で見ないでくれよ)
麗奈:○○は麗奈のこと嫌いなんだ…
守屋は落ち込んで布団にくるまって黙ってしまった
○○:麗奈?ごめんね
麗奈:…
○○:じゃあ今日お出かけしよ?
麗奈:…
なにを言っても反応がないので敢えて黙ってみたら
麗奈:…チラッ
○○:お、出た(笑)
麗奈:…
○○:かわいい子探しに出かけようかな
ガバッ!
守屋がくるまっていた布団に○○も飲まれてしまった
麗奈:近いね///
○○:もう怒ってない?
麗奈:いや怒ってるプンプン
○○:どうしたら許してくれる?
普通に話しているが鼻と鼻はほとんどくっついている
麗奈:ん~?なんだろうな?
チュッ
麗奈:!!!
○○:これで許してくれる?
麗奈:…///
○○:まだダメか(笑)
じゃあホントに付き合おう
麗奈:へ?いいの?
○○:もちろん
俺麗奈のこと好きだもん
麗奈:○○~~~!
守屋はとんでもない勢いで○○に抱き着いた
麗奈:もっかいちゅ~は?
○○:もうしないよ~(笑)
麗奈:なんで~~
麗奈は○○をポカポカ叩いたが
○○は幸せそうな顔をしていた
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