君のために 7話
賀喜が熱を出した次の日
○○:もう大丈夫なの?遥香
賀喜:うん!バッチリ!
遠藤:首の痕は消えてないね
○○:ごめん
ってなんで俺が謝るんだよ
賀喜:まぁいいじゃん(笑)
✕✕:また2人の女の子を連れてるよ
あやめどう思う?
筒井:1人を愛してくれる✕✕君とは違うね
✕✕:だね(笑)
それに騙されてる女も女だね
○○:おい!この2人をバカにするなよ!
○○は珍しく大声をあげると
筒井:✕✕君にそんなこと言わないで!!
筒井も同じくらいの声量で言い返した
✕✕君:いいんだよ
俺はこんなので怒らないから
筒井:✕✕君優しい~
もうこんな奴置いて行こ
と言って2人は学校に向かった
遠藤:大丈夫?○○君
○○:うん、平気
2人のこと悪く言われてカッっとなっちゃった(笑)
賀喜:嬉しかったよ、ありがと
○○:いいよ、急がないと遅刻しちゃう
普通に授業を受けて昼休みに入る
遠藤:○○君、かっきー食べよ
いつも通り3人で食べようとすると
「うわ!ほんとだ!女たらしだね○○って」
「かっこいいかも知れないけど、調子乗ってるよね」
賀喜:なんかすごい言われようだね
○○:気にしないよ
全員に好かれるなんて無理だかね
遠藤:私たちがいればいいもんね?
○○:そういうこと
さっ、食べましょう
3人は昼飯を食べ終わり○○が1人で自販機に行くと
先輩女1:✕✕君と今度デート行くんだ!
先輩女2:へぇ~私は✕✕君にキスしてもらっちゃった(笑)
??:すごい女たらしだね
1年だったら○○って子のほうがいいよ
先輩女1:それは見る目ないよ
先輩女2:ね、行こ
✕✕好きの2人がどっかに行ったので自販機で買おうとすると
??:○○でしょ?君
○○:そうですけど、なんですか?
??:私は2年の山下美月っていうのよろしく
○○:山下さんあなたが
山下:聞いたことあるの?
やっぱり私ってかわいいから
○○:賀喜遥香って子が山下さんのことかわいいって言ってたんで
山下:へーその子見る目あるね
○○:では
自販機で飲み物を買い去っていく
山下:○○、やっぱりいいね
ーーーーーーーーーーーーー
○○:遥香?さっき山下美月さんに会ったよ
賀喜:えええ!どうだった?
○○:まぁその辺の人がかわいそうになるくらいは可愛いと思う
賀喜:○○君が素直に褒めた…
○○:俺をなんだと思ってるんだ
それと先輩女が話していたことを賀喜、遠藤に伝えた
遠藤:最低
賀喜:あやめちゃんにも伝えないと
○○:いいよ、人に言われて好きな人は変わらないだろ
痛い目にあってようやく気付くんだよ
それかバカすぎて気づかないか
遠藤:それでいいの?
○○:いいよ、経験経験!
午後の授業も終えて帰ろうとすると廊下がざわざわし始めた
○○:なんだ、騒がしいな
賀喜:あ!美月さん!どうしたんですか?
山下:○○!帰るよ!
○○:え、いきなりなんですか?
遠藤:山下さんに言われたら仕方ないか…
渋々○○は山下と帰ることになった
○○:どうしたんですか?いきなり
山下:○○って彼女いないでしょ?
○○:まぁはい
そう言うと山下は○○の手を繋いだ
山下:じゃあ私が彼女になってもいい?
○○:俺にはもったいないです
山下:そんなことないから付き合お?
○○:いやまだ山下さんのこと知らないですし
山下:じゃあ…
チュッ
○○:ちょっとなにしてるんですか
山下:もしかして初めてだった?(笑)
○○:先輩こそ初めてだったんじゃないですか?
あんまりキス上手じゃありませんでしたけど(笑)
山下:…///
○○:図星ですね
ファーストキスはどうでした?
山下:もう一回したい…
○○:ん~また今度ですね
山下:え…
○○:じゃあまた明日ねナデナデ
山下:後輩のくせに…
○○と山下の歪な関係が始まる!?