君のために 11話
夏祭りは終わったが夏休みは始まったばかりだ
○○は宿題をしようにも家では集中出来ず、図書館に向かっていた
○○:あっち~な
山下:あれ?○○?
○○:げっ、美月
山下:なんだその嫌そうな顔は!
○○:嫌そうな顔してるのは嫌だからですよ
山下:風の噂で聞いたけどかっきーと付き合ったらしいね
○○:そうなんですよ、よく知ってますね
山下:こういうのって奪っていいんだよね?
○○:なにを言ってるんですか?(笑)
山下:かっきーから○○を奪っていいんだよね?
○○:いいですよ、絶対に無理なんで
山下:すごい自信だね、なんか根拠でもあるの?
○○:俺が遥香のことが大好きだから
山下:へぇ~、それは奪えなそうだな~
ね、かっきー?
賀喜:は、はい///
○○:え?遥香?いたの?
賀喜:美月さんとお出かけしてて遠くから○○が来るのが見えたから
美月さんがいいの見せるから隠れててって
○○:試されてたわけだ
山下:そういうこと!
でもいいな~かっきー
賀喜:え?何でですか?
山下:○○と付き合えて
賀喜:はい、私には勿体ないくらいです
山下:そんなことないよ
こんな男いっぱいいるから(笑)
○○:ひどいこと言うな
さっさと行け!
遥香じゃあね、気を付けて!
賀喜:うん!じゃあね~
○○とわかれた2人
賀喜:あ、○○に今からどこいくのって聞くの忘れた
山下:女のところでしょ(笑)
賀喜:え!?浮気ですか?
山下:ありえなくもないよ~
賀喜:ありえないです!信じてます!
一方○○は図書館について宿題をしていた
○○:(終わんないよ、こんな量の宿題)
伸びをする○○
○○、遠藤:あ、
○○の前に遠藤が座っていた
○○:さくらも宿題をしに?
遠藤:う、うん
あ、かっきーから聞いたよ
付き合ったらしいね
○○:さくらのおかげで付き合えた
ありがとうさくら
遠藤:いや、私はなにもしてないけど
○○:さくらも宿題してるなら一緒にやろ?
遠藤:いいの?かっきー怒らない?
○○:怒らないよ大丈夫!
だからやろ?
遠藤:うん
2人は協力しながら宿題を進めていった
主に○○が遠藤に教える形で
○○:結構終わったね~
遠藤:ありがとう、○○君に助けてもらってばかりだ
○○:いやいや、教えることで自分も学べるし
お互い為になったね
遠藤:うん、もう帰らない?
○○:そうだね、帰ろうか
ちょっと暗くなり始めてるし、家まで送ろうか?
遠藤:え、いいよ
1人で帰れるから
それにかっきーに悪いし
○○:遥香なら「さくちゃんを安全に送り届けなさい!」って言いそうさけどな(笑)
遠藤:確かに(笑)
じゃあお願いしちゃおうかな?
○○:了解!
○○が遠藤を送り届けていると
遠藤:かっきーとは順調?
○○:もちろん!最近夜は遥香と電話してるよ
遠藤:ラブラブだね~
もしかっきーから別れようって言われたら?
○○:悲しくて大泣きするだろうね
でも意外と冷静で泣かないかもね
遠藤:じゃあ私が○○君のこと好きって言ったら?
○○:え?
遠藤:冗談だよ(笑)
本気にしちゃった?
○○:ビックリしたよ(笑)
遠藤:よし!着いた
ありがとね
○○:うん、また今度ね
○○も自分の家に帰ると賀喜から電話がかかってきた
賀喜電:さくちゃんと一緒に宿題したんだって?
○○電:うん、図書館行ったらたまたま会って
賀喜電:なんで言ってくれなかったの!
○○電:ごめん、もうしないから許して!
賀喜電:あれ?もしかして勘違いしてる?(笑)
私が嫉妬してると思ったでしょ!(笑)
○○電:ん?違うの?
賀喜電:違うよ(笑)
さくちゃんといるなら私も呼んでよってことをいいたかったの
○○電:なんだそんなことか(笑)
遥香怒らせたかと思った
賀喜電:さくちゃん以外だったら怒ってるかもね?
○○電:はい、ごめんなさい
賀喜電:ってことで今日も寝落ち通話よろしく!
○○電:それはご褒美だね(笑)
賀喜電:もう○○は私のこと大好きだね
○○電:大好きだよ
2人は電話を繋げたまま眠った