籠球にかけて 8話
美月は覚悟を決めていた
つい数日前のこと
美月:○○?昨日LINE入れたんだけど?
○○:そうだったけ?見てなかったわ
美月:もー!なんでよ
○○:大事なようだった?
美月:いや、でも無視しているのが嫌だった
○○:じゃあ電話してくれ
美月:いいの?
○○:連絡先渡してるんだからいいに決まってる
ーーーーーーー
美月:今日は絶対電話するだ!
与田:おはよ!どうしたの?目バキバキだけど
美月:やってやるからね
久保:どうせ○○でしょ?w
達也:○○なら今日遅れてくるって
美月:なんで!
与田:その前に久保と達也は一緒に登校なんだ
達也:まーね
美月:なんで○○は遅れるの?
達也:○○に直接聞いてみな
話すチャンスだよ
美月:確かに!ありがとう
達也の言う通り○○は遅れてきた
○○:来たはいいけどもう終わりじゃんかよ
与田:来ただけえらい!
美月は遠くから○○を見てる
○○:気持ち悪いんだけど?
与田:?ごめん
○○:与田じゃない、美月だよ
美月:!?
○○:バレてるぞ、そんな遠くから見てても
こっち来いよ
美月:しょうがないな~、そんなに来てほしいなら
○○:じゃあ来なくていい
美月:冗談じゃん!
○○と与田と美月は部活が休みだったため、少し話してから帰った
美月は家について風呂に入り、後は寝るだけになった
美月:このボタンを押すだけ、このボタンを押すだけ!
ポチ
プルプルプル
○○:ん?どっかで携帯が鳴ってるな
美月:全然出ない
○○:あ、あった!美月か
ーーーーーーーー
○○:もしもし?
美月:あ、やっと出た!
なにしてたの?
○○:携帯探してた
美月:勇気振り絞ってかけたんだからすぐ出てよ
○○:ごめん、でなんのよう?
美月:特に何でもないけど電話したかった
○○:そうか、悪い気はしないね
美月:へへへっ
○○:じゃあ切るね
美月:あ、やだやだやだ
まだ話すの!
○○:おう、そうか
美月:○○は恋してる?w
○○:してない(はー、この話に付き合ってあげるか)
美月は恋してるの?
美月:え…///
してる、かな?
○○:どんな人が好きなの?
美月:一つのこと頑張れて、ちょっと意地悪で、でもたまに優しい人かな
○○:難しすぎだろ、そんな奴いないよw
美月:(○○のことなんだけどな~)
そうかな?いると思うよ
○○:美月はかわいいけどハードルが高いと思うな
美月:か、か、かわいい?
○○は私のことかわいいと思うの?
○○:まーかわいいだろ
美月:じゃあそんなかわいい美月からお願いがあります
○○:嫌な予感しかしない
美月:デートしよ!
○○:かわいい美月にお願いされたらしょうがないな
いいよ、感謝してるし
美月:やった!誰にも言わないでよ?
○○:二人だけの内緒ね
美月:そうそう!
あとさ…
○○:ん?
美月:電話これからもしていい?
○○:いいよ、たのしかったし
美月:よかった!じゃあおやすみ
○○:おやすみ
美月はぬいぐるみに○○と名付けて毎晩抱きしめている
気持ち悪いだろうか?でもやめられない
ぬいぐるみとは言え○○に抱きしめられながら寝ている気になる
誰にも言えない変な趣味だ
次回美月○○デート