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君のために 16話

ある日の○○の部屋

○○:なんでいるんだ二人とも

賀喜:いいじゃんね?

遠藤:○○君が3人一緒っていうから

○○:学校とか放課後の話じゃん
休日まで一緒じゃなくてもいいでしょ

賀喜:彼女なんですけど?

遠藤:…じゃあ私は帰るよ

○○:い、いや一緒にいよ
3人で。ね?(笑)

遠藤:うん!

いつも通りくだらない話をしながら時間を過ごしてた
すると○○の携帯が…



筒井は✕✕と初デートで✕✕の家に行ったが
✕✕はずっとゲームをしてるだけだった

筒井:肩でも揉もうか?

✕✕:いらない、ゲームの邪魔

筒井:う、うん

それから5分後

✕✕:おい!

筒井:は、はい!

✕✕:デートしてやってるのにコーヒーの1つも出せないのかよ

筒井:ごめんなさい、今持ってきます

✕✕:あ、因みにお前が淹れたコーヒーなんて飲まないけど(笑)

その瞬間筒井の中でその時は聞き流してると思い込んでいた○○に言われた言葉
「✕✕はやめておけ」が頭の中を支配し始めた

筒井:(○○ならこんな事言わない、○○なら守ってくれる)
ごめん、✕✕君帰るね

✕✕:は?俺と別れたいの?(笑)
バカなこと言うなよ

筒井:帰るの!

✕✕:俺にも嫌われて○○にも嫌われてかわいそうな奴だな

筒井:それでも帰る!じゃあね

筒井は✕✕の家を飛び出て○○の家に向かうために○○に連絡を入れた

✕✕:バカだなあいつ



○○:あやめから連絡きた
今から家に来るって

賀喜:どうしたんだろう

遠藤:もしかして✕✕君になんか命令されて来るのかも

○○:いや、根拠はないけどあやめは✕✕から逃げてきたんじゃないかな?

賀喜:根拠はないけど私もそんな気がする

遠藤:でももし違ったら

○○:まぁさくらは1回騙されてるからな
疑いたくもなるよな

遠藤:うん、ごめんね

賀喜:しょうがないよ、私がさくらでも疑うもん
でも今度は1人じゃないからね

遠藤:そうだね、ありがとう

それから数分後
ピンポーン

筒井:○○…

○○:ま、入りな

筒井:あ、賀喜さんと遠藤もいたんだ

○○:なにをかしこまってるの(笑)
遥香とさくらでいいよね?2人とも

賀喜、遠藤:うん

筒井:ありがとう
で、単刀直入に言うと✕✕君から逃げてきた

○○:やっぱりな

筒井は今までされたこと、今日されたことを話した
口にすればするほど、酷いことをされてきたと実感する
筒井の目からは涙が溢れていた

○○:あやめは見かけによらず強いからな
助けを求めるなんて辛い判断だったろうに
よく頑張ったなナデナデ

筒井:○○~泣

しばらくして筒井が落ち着いたので今後についてみんなで話し合ったり、仲良くゲームしたりして時間を潰していた

賀喜:○○?

○○:ん?遥香は寝なくていいの?あやめとさくらは寝てるよ

賀喜:○○は私のこと好き?

○○:大好きだよ?不安にさせてた?ごめんね

○○は賀喜を抱きしめる

賀喜:うんん、二人きりになれなくて辛かった

○○:俺もそうだけどさくらが1人になっちゃうしな
でもあやめも増えたからこれからは2人でいれる時間もあると思うよ

賀喜:私のわがままでいつもごめんね
重いよね、私

○○:重いなんて思ったことないよ
あんまり自分を否定しないで、俺は普通の遥香が好きなのに遥香がそれを否定したら俺まで否定されてる気分だよ

賀喜:そうだね、ありがとう
ってことで一緒に寝ようね~

○○:切り替え早いな(笑)
離さないからな~

賀喜:私の方が離さないから!


と幸せそうに眠る2人でした

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