籠球にかけて 13話
乃木東高校のバスケ部は大きな荷物を持って学校へ来ていた
今日から合宿である
優:あ~ねむ
悟:そりゃ5時半だもんな
長瀬:はーいそんなこと言わなーい
久保:おはようございます
美月:おはようございます!って与田寝ない!
与田:うん…おはよ…
長瀬:これから一週間死ぬ気でやろう!
...
長瀬:あれ?俺だけ?
達也:さて頑張りますか
達也たちは体育館の掃除をしてからランニングをしストレッチを済ませた
長瀬:フットワーク!3倍!
全員:げっ!
長瀬:なんだ?基本の上に技術が身につくんだ!
いつもの3倍のフットワークを終える
達也:倒れる…
久保:はい!ドリンク!
達也:ありがとう
悟:さすがに3倍は辛いね
優:そういえば○○はいつ来るの?
美月:もう少しで着くはずだよ?
その頃○○は
○○:ひとりで行けるって
井上:いや、危ないから私が車椅子を押す!
○○:退院したばかりの癖に調子に乗るなw
井上:絶賛大怪我中の癖に調子乗るな!
○○:ぐぅ…
井上:ぐぅの音は出ないんの
○○:お、バッシュの音が聞こえて来るな
井上:途端に緊張してきた
○○:まぁ、部外者だもんな
井上:○○は味方でいてね?
○○:どうだろw
与田:あーー!○○!と誰…?
美月:え?○○?
○○:どーも○○です
美月:和ちゃんも来たんだけど
井上:○○一人だとどんな無茶するかわからなかったので
美月:正解!じゃあ和ちゃんも練習観ていく?
井上:はい!
長瀬:お、○○
足の回復は順調か?
○○:はい、かなり
悟:○○?そのかわいい子は誰?
○○:あ、このガキですか?
井上:おい!私は井上和です
中学3年生です、来年は乃木東に入学するつもりです!
優:とか言って他のところに行ったりするんだよな
達也:冷たいやつが多くてごめんね
井上:はい、大丈夫です!
達也:○○とは仲良さそうだね
○○:よくねーよ
井上:仲良いでしょ!ずっと話してたじゃん
長瀬:おーい、練習始めるぞ!
○○:和?舞台上に連れてって
井上:わかった
○○は舞台上から練習を見て、時には檄を飛ばす場面も
○○が予選に出れないすなわち代わりの選手を探して育てないといけない
○○は自分の代わりになる選手を見つかるはずもなく…と思っていたが
オフェンスは下手だがディフェンスはうまい1年生つまり同級生を見つけた
その名も黒田礼央 176㎝ SG
○○:礼央!こっち来て!
礼央:お、なになに?
○○:(相変わらずテンション高いな)
俺の代わりにスタメンで試合出てくれ
ディフェンスのスペシャリストとして
礼央:それなら優がいるじゃん
○○:どんな一流選手でも3Pの確率は良くて4割程度
調子によっては入らない日だってある
でもディフェンスはそうじゃない、いつだって実力を出せる
だからディフェンスがうまいってのは価値があるんだ、わかった?
礼央:試合出てディフェンスがんばれってことね?
○○:まとめるとそんなとこ
井上:○○も苦労してるのねw
○○:そのくらいが丁度いいよ
美月:なんかあの二人仲良さげ~、いいな~
与田:あ、○○の手をにぎにぎしてる
美月:え!そんなのだめ~
私の○○なの~
久保:日に日に○○への愛が歪になってきてない?
与田:愛って無限大
久保:何言ってるの?
与田:てへっw
次回も合宿!1日目の夜に事件発生!?