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籠球にかけて 9話

今日は○○とデートをする日と意気込んで駅前で○○を待っていた
集合時間の20分も前に着いたが、その5分後に○○は来た

美月:早くない?

○○:誰が言ってんだ
どうせ美月のことだから気合入れて早めに来るだろうなって思ったから早く来たんだけど、なんで早く来た俺より早いんだよ

美月:だって…

美月は頬をプクッとさせて○○を見る

○○:危ない目に合うかもしれないから今度から早く来るの禁止

美月:え?今度?

○○:もしもの話
ほら行こ

美月:またまた恥ずかしがって~

そんなこと言いながら美月の行きたがっていたショッピングモールに着いた

○○:なにが欲しいんだっけ?

美月:かわいいぬいぐるみが欲しい
抱き枕的な

○○:なるほどね、これなんてどう?熊

美月:それは○○だもん

○○:は?

美月:え?
(今私いつも抱いてる熊のぬいぐるみ勧められて、それは○○って言った?
ぬいぐるみに○○って名前つけてるバレた…終わった)

○○:俺が買うの?
じゃあ美月はなににする?

美月:なににしようかな~
(○○が馬鹿でよかった~、バスケの時は頭きれる癖に日常生活はポンコツだ、それも惹かれる理由なんだよな)

○○:じゃあこの猿でいいじゃん、可愛いし

美月:それかわいいね!

○○:じゃあ買って来る

○○は熊と猿のぬいぐるみを買ったがデートは始まったばかり
なかなかでかいぬいぐるみを二つ買ってしまった二人はデートを断念し、地元に帰ってきた

○○:ばかやっちゃったな

美月:そうねw
でも楽しかったし、家にぬいぐるみ置いたら地元を散歩でもしよ?

○○:いいよ、俺ら意外と家近かったしね

美月:なんかいつもと雰囲気違うね、なんかいつもよりやさしいね

○○:デートなのにピリピリしてたらいやでしょ

美月:じゃあいつもは演技してるってこと?

○○:まーそういうことになるかな

そんなことを話しながら二人は家に帰りぬいぐるみを置き、再び集合した

美月:さっきぶり!

○○:うん

美月:もう夕方だからちょっと散歩したら帰ろうか

○○:そうだね

美月:何回も聞いてるけど○○は好きな人いないの?

○○:何回も言ってるけどいない

美月:誰かと付き合いたいとか思わないの?

○○:思わないこともないけど相手がいないし

美月:相手ならいっぱいいるでしょう!
モテモテなんだから

○○:モテてないよ、告白されたことなんてないし

美月:でもみんな○○かっこいいて言ってるよ?

○○:そう言われても告白されないんだもん、それはモテてないよ

美月:そうか~
あそこの公園のベンチ座ろ!

○○:うん、いいよ

美月は下を向きなぜかソワソワしていた
○○はそれに気づいて心配する

○○:美月?大丈夫?体調悪いならもう帰ろ

美月は下を向いたまま○○の手を握った

○○:え?どした?水飲む?

美月:○○!

○○:!?なに?

美月:好き!ごめんもう我慢出来なかった

○○:あ、ありがとう
素直に嬉しい

美月:付き合って欲しいけど、無理に答え出さなくてもいいから

○○:ずるいな~、俺が美月をどう思ってるかは聞いてくれないんだw

美月:怖いもん、それに○○好きな人いないって

○○:気になってる人はいるんだけどね、まーいつか教えるよ
それが好きな人になったら

美月:?うん

○○:帰るか

美月:手繋いでいい?

○○:特別にいいよ

美月:なんで特別なんだw


美月は勇気を振り絞って告白したが答えさせず
美月は○○にアタックする日々が始まる

次回準々決勝乃木東対前回2位の乃木工業


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