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意識低いオーディオ(またはLXU-OT2の改造の話(ができなかった話))

本記事はオーディオ知ってるよ、という方にはひどく冗長で間違いもあると思います。ご容赦頂ければ幸いです。
オーディオさっぱりわからんけどちょっと興味ある、という方にはすこしだけお時間頂戴できれば幸いです。


LXU-OT2との再会


10年分のほこり

ノートPCに直接ヘッドホンを接続してYoutubeで音楽を聴いていたときにふと、ずいぶん前に手に入れたヘッドホンアンプ、LXU-OT2を転がしていたことを思い出しました。

「ちょっと試してみるか」

軽い気持ちでヘッドホンアンプをUSBに差し込み、いつものようにYoutubeで音楽を再生すると

「あ、全然違うわ」

こうしてオーディオに対して少しの興味が沸いたのでした。

LXU-OT2って?

およそ11年前の2013年1月1日、音楽之友社より発行されたStereo誌にヘッドホンアンプ付USB-DACが付録になったことがありました。
それがLXU-OT2です。

高級オーディオメーカーであるLUXMAN(知らない)とStereo((知らない)の共同開発で製作された付録で、ヘッドホンアンプ(ちょっとわかる)付きUSB-DAC(知らない)なわけですが。
なんのこっちゃと思われた方は僕と握手。
(※ちょっとわかるはチョットワカルとは違うちょっとわかるです。)
すこし説明に挑戦してみます。

LUXMANとは

先に高級オーディオメーカーと書いたのは伊達ではなく、付録の元となるStereo本誌を読んでみると、LUXMAN製アンプ45万円、ヘッドホンアンプ30万円、そっと本誌を閉じて目を瞑ります。
説明は以上です。

Stereoとは

Stereo誌は音楽之友社から月刊で発行されているオーディオ専門誌で、身も心もオーディオに捧げた方々身も心もオーディオに捧げた方々に向けてオーディオ機器の紹介やレビューをするのがメインの雑誌です(偏見)。
ということは必然、高級オーディオが紹介されるわけで
そっと本誌を閉じて目を瞑り
「お金ってあるところにはあるんだなぁ」
説明は以上です。

ヘッドホンアンプ

もうちょっと身近な単語が出てきました。
ヘッドホンはわかるけどアンプって結局何?ですが日本語では増幅器と言われます。つまりナニカを増幅してるわけです。

手元のヘッドホンのスペック表から感度の欄を見てみます。
106dB/mW
dBは音の大きさの単位、mWは電気の大きさの単位です。
(怒られそうな表現ですが)
dは小学校以来使わないでおなじみ、デシという接頭語ですがこんなところで再会しました。
Bがベル、音の大きさの本来の単位ですがdB(デシベル)としてセットでしか使わない不憫なヤツです。
mはミリです。わかると思います。1000分の一を表す接頭語ですね。
Wはワット。これもおなじみです。コンセントのタコ足配線に注意するときに使いますね。電気のヤツです。
つまり1000分の1ワットの電気を使うと106デシベルの音が出ますよ、という話です。

ここからわかること(説明に必要な部分)は、
電気が音になることです。

ヘッドホン、スピーカー、イヤホンは大きさが違うだけで同じものです。(※多少例外はありますが)
耳との距離が違う分、出す音の大きさも違います。
出す音の大きさに最適なサイズで作られているわけです。

そして「大きい音」には「大きい電気」を使います。
(怒られないかビクビクしています)
つまりヘッドホンにはヘッドホンに最適な電気が必要です。

やっと増幅の話です。
音楽がデータになっているのは知っていると思います。
それを音にするために一旦電気の信号に変換します。
しかし変換しただけの電気信号ではヘッドホンは音を出せません。
後述のUSB-DACが必要です。
しかしまだヘッドホンが音を出すのには十分な大きさには足りません。
そこで電気信号を必要なだけ増幅します。
これがヘッドホンアンプのお仕事です。

USB-DAC

USBはみなさんご存じ最近丸くなったアイツです。今回は四角いですが。
じゃあDAC?は?なにそれ?

USBは電力供給も信号による通信もできる優秀な接続規格ですが(賛否あると思います)ルールに従う必要があります。
我々が感知するところではないルールによって規定された謎のルールで動く謎のチップによりUSBポートにUSB-DACをつなぐと音楽が聴けます。
ちょっとだけ深堀りしましょう。

USB-DACは片方はUSBポート、もう片方はヘッドホンアンプの入り口につながる変換機です。コンバータです。ヘッドホンアンプの出口はヘッドホンですね。
USBのルールに従うと、USBポートで扱う信号はデジタル信号です。
ある時間にどういう音があるよ、という数字を送ってくるイメージです。
一方ヘッドホンアンプやヘッドホンに使えるのはアナログ信号です。
糸電話で声を出すと糸が震えるのと似たイメージです。

数字を耳で聞いて音楽を聴くのは我々には少々荷が重いので糸を震わせてもらいたいですね。

デジタルをアナログにコンバートする必要があります。
Digital to Analog Converterによって。

デジタル信号にもいろいろですがUSBで繋ぐことができますよ、ということでUSB-DACという名前なわけです。

諦め

改造の話に入れないまま2000字近く浪費してしまいました。
深くお詫び申し上げます。
次回はオペアンプを交換した話を書けたらなと思います。
自己満足にお付き合いいただきありがとうございました。




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