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【WIXOSS】白単タマの入門書【loth SELECTOR環境】
こんにちは
ブログの更新頻度があまりにも遅いためもうnoteのほうがよくない?ってなったのくです。
今回、大阪であった「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」(以降GP)でタマを使用し予選28位 & ルリグNo.1賞を取得できたので何かしらを共有できたらなと思い記事を作成しました。
レシピの紹介というよりはそもそも白単タマってどんなデッキ?みたいな切り口で紹介しようと思います。
GPで使用したデッキは公式サイトに載っています。
https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/event/240621/
白単タマってどんなデッキ?
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今回は「月日の巫女 タマヨリヒメ」をセンタールリグとして採用し、アシストルリグなし、他色のカードを採用しないデッキを白単タマとしています。
相棒シグニの「大装 エナジェ」を筆頭にシュートを持つシグニで相手にエナを極力渡さず相手のシグニを処理し、タマのルリグアタック×2でダメージを与えるという陰湿堅実にダメージを与える戦略をとっていきます。
シュートを活用する=シグニとのバトルが多くなる=シグニで相手のライフが削れない
となるため他のデッキに比べてダメージを取るペースが遅いのですが相手も手札、エナが不足してくる、かつタマはパワーの高いシグニを出しやすいためダメージが入りにくく結果的にタマが有利になっていくという展開を目指します。
中途半端なバニッシュやバウンスは相手に反撃のリソースを与えてしまい最終的にライフ差がつかなかったり、バニッシュやバウンスにコストを払っている分不利になるといった展開になりがちです。
落ち着いて少しづつ削っていきましょう。
ルリグ(月日の巫女 タマヨリヒメ)
自動能力
【自】:このルリグがアタックしたとき、あなたの場に<アーム>のシグニがある場合、手札を1枚捨て《白》を支払ってもよい。そうした場合、このルリグをアップし、ターン終了時まで、このルリグは能力を失う。
お互いにシグニでダメージが入らない状態を維持すると自動で勝ちにつなげてくれる能力
「大装 エナジェ」によるリソース稼ぎがあるためコストはそこまで重く感じないです。
ルリグ凍結やルリグのアタックを止めるアーツがつらいですが現時点ではアーツなどのゲーム中1回しかできない要素でのみなので試合のターン数を伸ばすことで被害は最小に抑えられます。
対ひとえはシュートと合わせてエナを削り切って倒しましょう。
起動能力 ホープ(ゲーム1)
【起】《ゲーム1回》ホープ《白×0》:このターン、次にあなたのシグニ1体がバトルによってシグニ1体をバニッシュしたとき、そのあなたのシグニをアップし、ターン終了時まで、そのシグニは能力を失う。
ゲーム中1回だがシュートをしつつ相手のライフを減らす、が可能になる能力
派手さはないものの1ダメージは非常にありがたいです。
使用するタイミングとしてはリスク低く相手にダメージが与えられるタイミングで使用しましょう
「インフィニット・フォース」(後述)という最終ターン用の打点カードがあるため無理に温存する必要はないです。
リスクが低いタイミングとは
・このターンでシグニの攻撃が相手のライフに通るのがホープの能力のみである
→ライフバーストによって次のシグニの攻撃が止まりホープを使用したのにダメージが増えなかったといった事態を避ける
・2体以上のシグニで相手のシグニをバニッシュできる状況であること
→1体を止めるアーツ/アシストルリグでは止まらないようにする
アーツ
インフィニット・フォース
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loth SELECTORで手に入れた白のフィニッシャーカード
デッキの上を3枚見てシグニを1体出す
シグニ1体に「アタック時に効果を無効化にしてアップする」を付与
リコレクト4で相手シグニを1体手札に戻す
の3つの効果を使用できます。
アタック時に効果を失うためシュートが使えない、かつ除去もバウンスのため次の相手のターン手札とエナに状態になってしまうため手痛い反撃を貰ってしまいます。
…というのは相手のライフが残っていた場合の話
勝つにせよ負けるにせよ次の自分のターンがない場合に使用しましょう。
「羅植姫 ジャックビーンズ」「聖天姫 エクシア」といった耐性持ちのシグニにゲームプランを壊されてしまいがちなので2枚目のリコレクトアーツとして「ゴシックリヴ・バウンダリー」を採用し、「ゴシックリヴ・バウンダリー」で守りつつ邪魔なシグニを除去して次のターンで「インフィニット・フォース」を使用して相手を倒すといった動きを狙いたいです。
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その場合、同じくリコレクトの強力なアーツ「シャイニング・クロック」を採用しにくいためこの辺りはどんなデッキを想定するのか次第になると思います。
エンハンスの選択について
レベル1,2のタイミングではグロウと「シャイニング・ソード」を使用する分のエナさえあればいいため手札を増やす「ドロー・エンハンス」「シーク・エンハンス」が候補
エナの色事故の心配がないところも単色デッキのいいところですね
「シーク・エンハンス」は1、2ターン目の安定性が上がる代わりに2リソースを獲得できる他のエンハンスを採用しているデッキにそれだけで1リソース負けている状態からゲームが始まっているというカードになります。
1:1交換が基本のディーヴァの序盤のハンデスに対してはそれだけで不利になりがちです。
そのため採用基準としては1ターン目に特定の盤面を作り、仮想敵に対してその盤面を安定して作る強さが手札1枚分の強さより大きいと判断した場合には「シーク・エンハンス」それ以外では「ドロー・エンハンス」としましょう。
今回のGPで使用したデッキでは「ひとえなどのパワー5000以下の除去でダメージを取られないこと」を前提に構築をしていたため「シーク・エンハンス」を選択しました。(あきら、ピルルクが思ったよりも多かったので正しかったかどうかはあやしいです)
シグニ
大装 エナジェ
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タマの相棒シグニ
パワー15000となり除去されにくく、シュートで相手のリソースを削り、手札もしくはエナを増やす能力も持っている
というタマでやりたいことほぼすべてこいつがやってくれます。
レベル3以降はこのカードを2枚出し続けて、相手次第で「コードハート リメンバ//メモリア」やGPでは不採用としましたが「幻水姫 シィラ」「聖天姫 エクシア」も混ぜていくというのが基本になります。
大装 ゲイヴォルグ/大装 ツルマル
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5枚目以降の「大装 エナジェ」
トラッシュやエナからシグニを回収する手段に乏しい白でエナジェ4枚で足りるはずがないためこの2種類を含めて10~12枚くらい採用しましょう
「大装 ゲイヴォルグ」はエナジェと同じくリソース+1と相手のシグニをトラッシュ送りすることが可能
代わりにパワーが12000と若干心もとないです。
ただしトラッシュ送りに関してはバトルをする必要がないためパワー15000より大きいシグニをトラッシュ送りにできる点ではエナジェよりも優れています。
「大装 ツルマル」はエナジェと同じくパワーを上げる能力により除去されにくく相手のシグニをトラッシュ送りすることが可能
代わりに1エナ払って手札を増やすためリソースの総量は変わらないです。
パワーに関してはエナジェ以上になるためパワー参照で除去されることはほとんどないでしょう。
今回のGPでは対ひとえを意識して「全力疾走」の「次のターン終了時までシグニすべてを+5000する」を使用されたうえで「羅植姫 ジャックビーンズ」を処理できる「大装 ゲイヴォルグ」を多めに採用しました。
「大装 ツルマル」の出現時能力も非常に強力なためこれもまだまだ調整の余地がありそうです。
コードハート リメンバ//メモリア
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大きな役割としてはひとえに対してルリグアタックをガードした場合にエナが不足するためある程度はガードしない選択肢を取らせることができることです。
それ以外の相手に対しても高いパワーと追加でコストを払わせる能力により活躍してくれます。
しかし相手の場のシグニを除去する能力を持たないため出すかどうかは状況次第になります。
おわり
全部のカードの採用理由や使い方を説明しているとこの5倍くらい必要になりそうなので今回はこれらの特に重要度の高いカードに絞って説明しました。
noteって3000文字くらいが読みやすい文章量らしいです。
3000文字でデッキ紹介するの難しくない?
白アーツが高い過ぎるかつひとえが若干しんどい点に目をつむれば強くて楽しいデッキなのでおすすめです。
余談
今回のGPでタマを使おうと思った理由について
ひとえ強いし世間で流行ってそうだったので絶望していたのですが、とりあえず試しに研究してみたところ「確かに不利寄りだけどエナを渡さないように立ち回ればひとえも結構つらいのでは?」という結論になり
(たぶん4:6でひとえが有利くらい)
ウィクロスというTCGがキャラゲー的な側面もありよっぽど圧倒的でない限り使用率は2割を超えることが少ないという結構特殊なTCGになっています。(実際にひとえの使用率は36/300 = 12%)
そのため対ひとえがつらくてもそれ以外のデッキに対してかなり有利に立ち回れる、かつ相手がライフバーストによって上振れを狙いにくいタマはかなりアリなのではと考えタマを使用しました。