小さな「気づき」#40~好きなことが見つからない、どうしたらよい?~
「短い人生なのだから、本当に好きなことをして人生を楽しみましょう」
とか
「好きなことを仕事にして、幸せな時間を増やしましょう」
とかよく見かけるのだが、自分の「好きなこと」がよく分からない人はどうしたらよいのだろうとその都度疑問に思う。
私自身、価値観のテストを受けてみたり、本屋をぶらぶらして興味のありそうものを探してはみるものの、「これ!」というものには出会えず、「自分の好きなこともわからないのか…」と落ち込んでしまう。
頭で考えていてもよくわからないので、まずは体験してみようといくつか「趣味」となりそうなものに手をつけても見たが、いまいちどれもハマらない。
そんな悩みを抱えていたら、ある小説で
「料理や裁縫が趣味でそれをSNSにアップしてもなんだか寂しい」
といった一文に出会った。
これはきっと自己満足で終わってしまうからではないか?とふと気づいた。
本来人間は社会の中で生きる生き物だし、自分のしたことが人の役に立っていることが嬉しいのではないかと。
「ちょっとしたお菓子を作って職場の人におすそ分けをする」
とか「家族にマッサージをしてあげる」とか。
(決してお菓子作りやマッサージが好きなわけではない。)
仕事が忙しくて余暇の時間がない人は「会社のために一生懸命働く」でも良いと思う。
誰かに少しだけ喜んでもらえること、人の役に立っているという実感が心を満たしてくれるのではないか思うのである。
そして、このNOTEも私と同じように悩んでいる人の小さな灯になればと密かに思っている…。