小さな「気づき」#39~数年後のなりたいイメージが湧かない私が考えていること~
6月上旬、娘が初めての定期テストを迎える。
勉強に励む彼女を見て、ふと「将来どのような仕事に就くのだろう?」と考えた時、自分の半生を振り返ると、過去持っていた将来のイメージと現状が乖離していることに気づいた。
よく「5年後、10年後のなりたい自分をイメージして、今できることを考えて行動しましょう」と言われるが、全然出来ていない。
大学の専攻は文学部。
本を読むことが好きだったので、それだけを理由に文学部へ進学した。
ただ、教師や小説家、文筆家になるというイメージは持てず、習得したことを職業に活かせていない。
そして、初めての就職先はスポーツクラブで、こちらは8年勤務。
スポーツと人に教えることが好きだったので性に合っていたと思う。
結婚後退職し、事務職に就いて13年が経過した。
きちんと道筋を立てて確実にキャリアアップしていくのが理想だったが、
振り返ると、その時々でやりたいことをやっていて、そこには長期的な目線がなく、点と点が線でつながらない。
短い人生、限られた時間の中で、それが良いということは頭ではわかっているのだが、なんでもつまみ食いの私にはそれができない。
数年後のイメージも全くわかない。
しかし、現状に大きな不満はなく、粗方満足している。
先を見越して行動することも大切だが、今やっていることに集中して、楽しむだけで良いのではないか。
そこで新たな発見があるかもしれない。
流れに身を任せてみる。
チャンスが来たら掴んでみる。
気張らず、楽観的に人生を送りたいと思うのである。