母親のガン治療のこと
私がnoteを始めようと決めた理由の一つに母親の事があります。
母親は胆のうがん患者でした。
“でした”と過去形なのは、残念ながら昨年亡くなってしまったからです。
胆のうがんという病気は症例が少なく、
主にアジア人に多いという事で薬の種類も少ないうえ予後が悪い癌でした。
だからなのか、担当していただいた先生の対応について
不満に思う事が多々ありました。
どの患者さんも患者さんの家族も、「癌」と告知されてから、
心が休まる日なんてない人がほぼではないでしょうか。
告知されてから約4年間、
母親はどれだけの恐怖や不安や孤独と
あんな細い身体で闘ってきたのだろうと思うと
たまらず今でも涙が溢れます。
でも、告知された日からずっと母親からこぼれる言葉は
前向きなものばかりでした。
逆に私たち家族が励まされていました。
おそらく明るく元気に振舞ってくれていたからこそ、
私たち家族も約4年間の闘病生活を乗り越えてたのだと思います。
自分の母親ですが、尊敬しかありません。
いつも明るくてイケメンが大好きで、料理が上手で・・・。
ケンカもたくさんしたけれど大好きで、これからも大好きです。
そんな母親に対する病院の担当医の対応は不信なものばかりでした。
母の病気の事に関して、
書くことの意味はなんだろうと考えたときに
母親は、いつも自分の事より他人を優先する優しい人でした。
それは癌と分かってからも変わらずでした。
地震などの災害や、戦争のニュースを見るたび涙を流して痛みを知り、
寄付を何度もしておりました。
胆のうがんという症例の癌になった母親の経験や
家族患者としての気持ちややった事を、
母親がいつも誰かのために行動していたように
同じ胆のうがんや希少がんで苦しんでいる方の何か希望やヒントになればと思いました。
ただ、内容により少しばかりですが
有料記事にしていこうと思います。
一つは、大切な母親のつらかった状況を書く事の
私の複雑な思いがあります。
母親はこんな状況知られたくないかもしれないと思うようなこともあります。
(実際、がんの事は家族以外誰にも話しませんでした)
排泄の事や痛みの苦しんでつらい言葉を言ったりもありました。
それを全てにさらすのは違うのかなと。
二つ目は、上記の事を何か誤って目に触れて恐怖を感じたり
不安をますます募らせる方もいるかもしれないと思ったからです。
情報の少ない中、たくさん検索されて調べる方もいらっしゃるので
そういった方の負担を増やしたくないからです。
三つ目は、私は母のようにやさしくないので
病院の先生の対応など詳しく(伏せますが分かる感じで実名入れます)
書こうと思います。
担当医になったとき、多少調べると思われますが
だいたいいいことしか書かれてません。
患者にとって担当医との相性とかすごく大切だと思います。
そういった事も参考になればと思うのと、日本の医療に対して不満をぶちまけたいからです。がん患者舐めんなと思ってます。
以上がこれから書く上での私の思いです。
よろしければお付き合いください。
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