【タル空】実はこれも扱えるんです!

実は、弓が扱える空くんとそれについて問いかけるタルタリヤのお話です。
矢についても話し合っています。

稲妻のデイリー任務"弓術の手本"から、空くん、弓も扱えるんだ…、と感動と同時に、自分なりに解釈したお話です。

ゲストキャラ

アンバー、宵宮(名前だけ登場)

・弓と矢に関して完全に自己解釈気味

武器が弓のキャラ→矢は自分の意志で出せる
武器が弓以外のキャラ→矢筒に入れて出し入れする

参考資料

・稲妻のデイリー任務 弓術の手本
・ゴローの誕生日2022のミニキャライラスト



塵歌壺。

稲妻を模した洞天内。

そこに作られた射撃場にて。

グググ…
シュパッ!

「ふぅ…。」

弓の練習していた空は、ひと息吐いた。時折、こうして弓の練習をしているのだ。といっても、独学ではなく、以前、アンバーや宵宮から教わったことを実践しているのである。

空が扱う武器は片手剣であるが、万が一、武器が没収されたり、何らかの事情で手元から武器が離れた場合を想定して、身近に別の武器があっても、扱えるようにこうして練習しているのだ。

じぃっ
(それにしても、不思議だな…)

そうした中で、バックから矢尻を取り出した空は、じっと見つめる。

「空、矢尻をそんなに見つめてどうしたの?」

「来ていたのか。」

「ちょっと探したからね。それにしてもいっぱいあるね…。」

いつの間にか現れたタルタリヤは、バックの中を覗き見ながら言葉を続けた。それに対して、空は疑問を漏らした。

「ずっと疑問だったんだけど…

矢、どこから出してるんだ?」

ずっと疑問であった。

通常であれば、矢は矢筒などに入れて持ち運びながら、有事には蓋を開けてそこから矢を取り出して構えるものだ。

しかし、弓を扱う仲間達は、弓を構えている間に、いつの間にか出現した矢を扱って攻撃しているのだ。

「考えたことなかったな…。」

「そういうものなのか?」

「う〜ん。強いて言えば、空が片手剣をヒュンッ、って出し入れするのと同じ仕組みだと思うよ?」

「そうだったのか…?!」

タルタリヤの返答に衝撃を受ける空であった。

そして、何なら教えてあげようか、と言うタルタリヤに、途中で悪戯とかちょっかいをしないならいいぞ、と釘を指す空に、残念そうにするタルタリヤの姿があったという。

-END-

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