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植物状態と脳死の違い~臓器移植~
色々と質問が寄せられます。その中で、一番多い質問だと思います。
「植物状態と脳死は何が違うのですか?」
植物状態の方と脳死かもしれない方が二人横たわっているとしましょう。この二人は外見ただけでは見分けはつきません。しかし医学的には大きく異なります。
もし、植物状態の方から臓器を提供したら、その医師は殺人罪です。しかし、提供の意思があり、法的に脳死と判断された方から臓器を提供したら、問題はありません。
簡単に申し上げると、「脳幹」がポイントです。
「脳幹」とは、呼吸・循環器を司り、生きていくために必要な働きをします。そして、自分の意志ではコントロールできません。
植物状態は、まだ脳幹の機能が残っています。一方で脳死は、脳幹を含めた脳全体の機能が不可逆的(元通りには戻らないこと)に停止したことです。我々の身体は約40兆の細胞から成り立っています。脳細胞以外の細胞は再生しますが、脳細胞は再生しましせん(=不可逆的)。
参考⇒https://www.jotnw.or.jp/explanation/03/01/