自分で選んでよかったこと
いまの夫との結婚は一大決心でした。
夫は中学校の同級生で中学時代はお互いを認識してはいませんでした。
20歳の同窓会で出会って付き合うことになり、30歳の誕生日に北海道へ旅行した時
秋の北海道の夜空は、関東では見ることのできない輝きに満ちた星空⭐︎
私は30歳の誕生日✖️綺麗な星空🟰プロポーズ
だろうかと期待していたが何も無かった。
当時は、私も仕事で店長を任され責任に燃えていたし、彼も転勤があったり、中距離恋愛だったこともあり、結婚したら生活や仕事はどうするのか?を話し合ってもお互いに覚悟ができていなかったからだと思う。
だが31歳になる前に転機が訪れた。
私の体調が著しく悪化したのです。左脇腹に突然の激痛が走り病院を回るも異常なし。
最終的に『自律神経失調症』という病名をもらい3ヶ月の休職をすることになったのですが
休職が明けても完全復活とはいかず、正社員からアルバイトになりました。
自ら店長からアルバイトへ降格した事は、私の仕事への価値観を大きく変える事となりました。
仕事での肩の荷が降りた私に『結婚する』という選択肢が増えました。
アルバイトなら結婚して辞めてしまっても良いじゃないか、フルタイムじゃなくても良いじゃないか、店長であったプライドなんて捨てて働こうじゃないかと思えたのです。
私達にプロポーズはありません。結婚するかどうか丸1日かけて2人で話し合いました。
「今日、結婚するか別れるか決めよう!結婚するならお互い両親へ報告する。別れるなら連絡先を消して、置いてある荷物をまとめて帰る」
話し合いでは、結婚にどんなメリットデメリットがあるか、お互いに治して欲しいところを改善できるのか、将来についての理想やビジョンなど細かく話しました。
この時、若かりし時に抱く結婚やプロポーズへのトキメキは全く無くて
私を選んで欲しい!という必死な気持ちもあまり無かったように思います。
私が結婚を決めたのも『10年一緒に居て、他に魅力的な人は現れなかった。ならばこの人と結婚して、たとえ失敗しても後悔しない』と思ったからでした。
11年も一緒に居てしまったし、花の20代を全て捧げてしまったし、嫌なところもあるけど、お互い投げやりにならずに話し合いができる。
ならば一度くらい結婚してみよう。
そうやって決めた結婚は今年で5年目に突入します。
今も喧嘩や不満はあるけれど、不思議と『別れたい』と思ったことはありません。
引き返せる時はあったけど、自分で選んだ道。
今までの人生において、ここまで考え、覚悟を持って行動した事はありませんでした。
もし仮にこの先離婚したとしても結婚した事自体を後悔する事は一生ないと宣言できます。
誰の意見も聞かず、自分で考え出した答えは
最高の選択でした。