見出し画像

千葉ロッテ 2024シーズン 先発投手編

気持ちの切り替えはできたつもりだが、車をぶつける雰囲気があり、机に足の小指をぶつける雰囲気もある。何より眠れない。そんな夜の書き出しとなる。
今シーズンのスローガンは【自分たちを超えてゆく。】結果はご存じ超えられなかった。CSの結果もペナントレースの成績がそのまま反映された結果。波乱は起きなかった。チーム全体として今シーズンは去年のように大きな波はなかった。夏場が弱いのは毎年恒例。長いシーズンどこかで必ず沈む時期がくる。ソフトバンクもシーズン最終盤にそれはきた。このままCS、日本シリーズと制覇出来れば驚きのシーズンとなる。選手のポテンシャルを考えればオリックスの方が上。勢いで今年は日ハムにやられたがパリーグ3位は妥当だろう。日本一になるには全てが足りない。それだけロッテの選手層は恐ろしく薄い。【佐々木朗希】と【マリンの風】それ以外他球団より優位な事はないのだから。
先発陣は去年のような駒不足とならずなんとか乗り切った。吉井監督の起用も去年の失敗を活かし、シーズン終盤に加入したカイケルの存在は大きかった。中5日。試合をつくるという最低限の仕事を毎試合果たしてくれた。昨シーズンのような安田の成長を阻害しただけの最悪の補強にはならなかった。シーズン途中、日本野球未経験の野手の活躍はかなり高いハードルだ。現時点(10月14日)での球団本部長のコメントを読むと残留は難しいようだ。私は単年契約で来シーズンも観たい。慢性的な左投手不足のロッテにとってこの存在は大きい。成瀬時代の様な打線があれば最多勝も狙えたであろう小島。元楽天松井との自主トレ、本前の悲劇を目の当たりにして覚醒した鈴木。この二枚しか計算出来ない現状を鑑みるとその存在は貴重。本人が今年だけという想いで契約した可能性もある。また年齢的にシーズン通しての活躍にも不安はある。だがそこはメルセデスと併用。この二枚で200イニング(今シーズンは161)最低でも規定投球回数というのはコストが高いのだろうか。
佐々木朗希の残留は現時点では半々とみている。今シーズンは吉井監督からすれば育成5年目飛躍の年となるはずだった。だがキャンプ前からその関係に異変が観られた。吉井監督はどこか寂しげに突き放すようなコメントばかり、朗希もチームから孤立している雰囲気があった。真実は一ファンには到底わかるはずもないのだが、WBCが朗希に与えた影響は途轍もなく大きかったのだろう。万が一来シーズン大リーグ移籍となっても成功はするだろう。ポテンシャルだけなら山本由伸や大谷翔平すら凌ぐ。ただヒールのまま移籍させるのか。元ロッテ伊良部の晩年を考えると不安の方が大きい。野手だが西岡にしてもそうだ。幼少期に父を亡くした彼のあの落ち着き。反抗期が今年きたと思いたいのは私だけだろうか。そんな吉井監督と朗希の関係に変化がみられたのはシーズン最終盤。吉井監督が朗希の状態を詳しくコメントする様になり同時に朗希の状態もやや持ち直した。不本意なシーズンで二桁勝利。やはり化け物だ。来シーズンの優勝には絶対欠かせないのは誰の目にも明らかだろう。シーズン終盤の朗希の雰囲気を観ると残留するのではないか。いや、してください。それだけで私の来シーズンの希望が全て満たされる。そんな存在だ。
小島、種市、西野、メルセデスは次第点。石川、唐川の復帰は嬉しく、田中晴也の活躍は一番の収穫、中森に関しては物足りないシーズンであった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?