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千葉ロッテ 打線とは何か

小島の年俸が安すぎる。岡もだ。二、三千万低く感じるのは自分だけか。推定報道の誤差と思いたいが、コロナ禍で前人未到の【一律減額】という契約提示をした昭和の名門暗黒球団はいまだに健在な気がしている。毎年行われるファンクラブのサービス改悪もモチベーションを下げる。そういった事には用意周到で余念はない。「誠意とは、何かね」という文太兄の声がきこえる。

今シーズンも日替わり打線となった。4番ソト以外は固定出来なかった。1番岡2番藤岡3番高部が機能した時期はあった。9番藤原は相手からすれば脅威であるがロッテからすれば物足りない。日替わりでも優勝すれば良いのだが恐らくそうはいかない。我慢して起用を続けた選手も大成するのはごく一部。近年のロッテはどちらかというと少ないチャンスを者にする選手が多い。来シーズンロッテ打線の課題は1番と3番をどう固定出来るかだ。

一昔前は足が速い選手が1番で2番は川相が定番だった。現代はチームにより様々な選手タイプの組み合わせがある。クリンナップがしっかり固定出来出塁率だけ見ていればいい球団、1番良い選手が2番という球団もある。ロッテのような球団は1、2番がチームの顔だ。1番荻野2番藤岡が組めれば最高だが恐らくそういったシーズンはもうこない。岡が最適だという意見もあるが波が激しく早打ちが彼の持ち味。昨シーズンまでの打順では6番での成績がずば抜けて良かった。岡を6番に固定出来れば5番ポランコが活きる。岡の故障箇所も不安要素だ。高部も同じ。都志也の先頭打者出塁率も魅力だが捕手での1番は理想的ではない。藤原に一番期待したいが彼は流れが読めない。初回先頭ノースリーからキャッチャーフライをあげる可能性がある。相手にとって理想的な1番となる。ルーキー西川に可能性を感じるが来シーズンは早計だ。居そうで居ないのがロッテの1番だ。

クリンナップ主に3番も固定出来なかった。今シーズンのソフトバンクは理想的だろう。来シーズンは栗原の成長もあり1番うなぎ犬もある。相手にとってはこれ以上の脅威はない。ロッテは3番ポランコが機能しなかった。5番以降のバッターに一発が打てる選手がいない中ではソトが機能しなかった事が原因だ(一、二塁でのゲッツーが頻繁にあった)。それでは相手を楽にさせてしまう。来シーズンは3番都志也を推したい。3番都志也4番ソト5番ポランコ。都志也は一発を期待するよりは中距離アベレージヒッター。勿論今シーズン以上の成績が求められる。6番岡への流れも良いクリンナップとなる。

下位打線に必要なのは意外性だ。7番サード8番ショート9番外野となるのだろうか。9番ショートとしたいが西川が加わり高部は怪我明け藤原も決め手を欠く中ではダブル1番というロッテ苦肉の策は現状軸の一つにするしかない。中軸が固定出来れば1番9番は固定しなくていい。1番9番は外野2人。シーズン中1番でかたちになる選手が出てくれば御の字だ。

田村が出た時も問題だ。レフトポランコの起用を増やしたいが少ない。8、9番が安牌となると相手は楽だ。2番をショートとして藤岡を中軸に加える。5番に山口がいれば脅威となるが期待は薄い。故障が出た時など様々なケースがあり理想的な打線というのは継続するのは難しい。ただ優勝を狙うには一二番か中軸どちらか一つの固定は必須だ。コレには吉井監督が1番苦手な決断が必要になる。ファンや選手の邪魔をしない監督などいないのと一緒だ。来シーズンこそ監督らしい責任を果たしてほしい。選手にしても小川のような選手がもっと出てきてほしい。彼はチームの中で自分が生き残るポジションそして技術を身につけ頭角を現しつつある。プロでいられる年数は限られる。一年も1試合も無駄にせず成功する選手が多く出てくる事を願う。覚悟はあるか?




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