LAN配線とインターネット環境とサラリーマン経験
ふと振り返るとサラリーマン生活も約30年半近くになりました。
新卒時代と現在の仕事の仕方って激変してますね。
①携帯電話が普及
当時は、課長クラスの人が、ポケットベルを持たされ
会社から呼び出されていましたね。
ヒラ社員は外出してしまうと連絡不能状態。
取引先から連絡あっても
「あいにく、外出して連絡とれません。」
「そうですか、じゃ明日!」
と、のんびりした時間が流れていました。
上司に取引先に連絡取れ!と言われても
「外出したようで、連絡とれません」
「それでは仕方ない」
なんて、今では考えられないですね。
今では、携帯電話をとりあえず呼び出して、追っかけまくりますよね。
②インターネットと個人PCの普及
経理に共有PCがあるくらいで、
受発注や請求、精算は、紙の伝票に書いて、
決裁者にハンコもらって、目的地のある部署まで社内をお散歩。
windows95発売と同時に、徐々に広がり
表計算ソフトで作ってメール添付に。
※サーバは高価、クラウドなんて存在すらしていないので
ファイルサーバに保存やワークフローシステムは超大手企業くらい。
③上記の①と②が合わさって、インターネット環境とLAN環境が出現
社外とのメール送受やファイル転送は、VANサービスに電話回線で接続。
ピーヒャラヒャラ~って。
速度は2400bpsくらいで、9600bpsなんか出たときには、ガッツポーズ
電話料金も高かったからねぇ。
NTTが、OCNに128K常時接続プランを設定して
インターネット環境とLAN環境が一気にビックバン!
一人一台のPCとなり、仕事の仕方も激変!
今では、訪問するときも地図ソフトで調べ、ナビまでしてくれます。
当時はどうしていんだっけ。
電話でアポとった時に電話聞いていたような、、
「●●駅の南口をでて、まっすぐ行って3つめの交差点を過ぎると
右側に▲屋ってお店があるから、そこを曲がって2つ目のビルね。」
って感じだったような。
そのころ、通信資材を扱う会社に勤務していまして
CAT5が100Mbpsまで使えると大ヒット。
数年後に1Gbpsまで対応したCAT5eが新発売。でもっとヒット。
当時は1Gbpsなんて、何に使うんだ!?って感じだったのに。
インターネットのIXだって確か100M接続だったような記憶。
閑話休題
公私ともに、ノートPCやスマホなどインターネットを何台も持ち
一般家庭のインターネットも1Gbpsでリンクして
普通に300Mbpsとか600Mbpsとかで通信している。
が、LAN配線で30年前から使い続けられている物がある!
CAT5eがいまだに現役!
上位のCAT6もありますが、CAT5eをまだまだみますね。
当時、規格を企画した人の先見の眼があったんですね。
現在は、製造側から配線の設計、構築側に立場が変わりましたが
扱っている資材は、30年間ほぼ一緒。
変わったのは、
・細径ケーブルが出た
・PoE給電が普通になった
・1Gbpsでリンクする機器が普通になった
・MDI/MDI-Xが普通になりクロスケーブルを見かけなくなってきた。
ってところだと思います。
1Gbpsでリンクさせたいときは、これ以上の配線規格は不要ですね。
細径のCAT5eなんかケーブリングがすっきりするし
ケーブルも通信機器、故障がほとんどないうえに、価格もこなれている。
WiFiが普及してもAPにPoE給電できるから工事も楽。
10G以上は、光ケーブルになるのでしょう。
光ケーブルのほうが、変に硬くなるメタルケーブルより
取り扱いが楽でしょう。
※ONUについてくる曲げフリーファイバとシャッタ付きコネクタを
最初に現場で見たとき、すごいと思いました。
ベタな物理的なものは、
どのような業界でも劇的な変化は週十年に1回あるかないかなのでしょう。
いいタイミングに社会にでて
開発以来ずっと進歩をみてこれて幸せです。