ep.1 美容室は戦
美容室に持っていく会話デッキ、いくつ持ってますか?
私は基本、聞かれたことにヘラヘラしながら答えることしかできません。
こんなことを言い出したのは、先日美容室に行ってきたからです。まずは先日の私の手札を紹介します。
・何歳か
・何をしているか
これだけです。
これだけですか!?
ちょっと自分でもびっくりしました。準備不足にも程がある。
そもそも皆さんは美容師さんと会話、してますか??まあその日担当してくれる人にもよるとは思います。
私は小さい時からお世話になっている、地元の美容室だとめちゃくちゃ喋ります。カットとカラー含めて7時間くらいいます。長すぎる。
それはいいとして、初めて話す美容師さんとの会話ってどのくらいするものなんですかね。一応本を持っていくんですが、切ってもらっている間うつむいてていいのかとか、どんなの読んでるか見られるの恥ずかしいかもとかいろいろ考えて、結局カラーの放置時間中しか読めません。スマホだとなおダメです。
Twitter(現X)を見られたくない。絶対に。
ピクミンしか開けない。
友人間のアカウントって別に見られて困ることもないんですけど、グループLINEみたいなもんなのでやっぱり恥ずかしいですね。言葉遣いもくだけてるし。
というわけで私に残されたのは、鏡を見つめることと会話することです。
鏡を見つめるのは嫌ですよ。普通に。なんで喋ったり笑ったりする自分を見なきゃいけないんだ。現実を見せないでください。いやだ~~~~!!!!!
…嫌でも前は向かなきゃいけないので、ひとまず頑張りましょう。
問題は会話です。髪の要望は決めていって、ささっと伝えますよね。その後の、
「じゃあカットしていきますね~~」
これがゴングです。美容師さんとの戦いが始まります。
最初は大抵、美容師さん側が話しかけてくれます。それこそ、「おいくつですか?」とか「何されてるんですか?」とか。ここまでは想定内です。
そこから先を用意していない。
結局美容師さんに促されるがまま、旅行の話をしたり料理の話をしたりしました。大したことない話の数々にめっちゃ笑ってくれて、嬉しくもあり申し訳なくもあり…。
あと、得意料理はオムライスという話の流れで、ふわとろ派か、かため派かという話になって、断然かため派なのにふわとろも結構好きなフリをしました。すいません。ふわとろ好きそうな人だったから、合わせようと思ったら間違えました。
好みを合わせようという努力が裏目に出ましたね。
要らん努力でした。
ていうか気づいたんですけど、美容室での会話って自分から始めたら自語りになっちゃわない?
旅行も料理も、これが好きで~って話始めしか私は持ってませんよ?お姉さんないしはお兄さんはどうですか?って聞いたらいいのかな。聞かれるの、嫌じゃないかな…。
ご覧の通り、美容室での会話に対してネガティブすぎる。
いつになったら何も考えずに美容室に行って、そこそこ会話を楽しんで、満足して帰る事ができるんでしょうか。
とりあえず手札を増やすことに成功したので、次からは旅行と料理の話もします。やったね。
あの~~ところで、美容室でお手洗いを借りたくなる時ってありますよね……
終わり
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