野菜も果物も人間も、瑞々しい方が良くない?
暑い。暑すぎる。
そろそろ処暑だと聞いていたのに。
永遠に流れ出てくる汗を拭きながら外を歩いていると、心なしか冷たい視線を感じる。じゃあもっと涼しくなってくれ。
あの、
なんで、人間は瑞々しくいちゃいけないわけ?
採れたての野菜や果物を食べて、「う~ん!瑞々しい~!」って褒めてるじゃないか。
人間だって瑞々しい方が良いに決まってる。
いや、野菜や果物は人間と違って、瑞々しさを垂れ流さない。彼らはしっかり内に留めてハリツヤを保っている。素晴らしい。
ただの屁理屈だということは分かっている。
汗だくの私も愛してほしい。瑞々しいので。
それだけ。
実際の私は哀れなもので、しっかり汗対策をしなければ、とても外出できない。
そもそも汗をかきやすい体質なのだ。
ピアノの先生に聞いたのだが、小学生の頃はいつも鼻の頭に汗をかいていたらしい。今も鼻周りは激汗スポットだ。
それから、私の耳垢は湿っている。耳かきなんていうものは、生まれてこの方使ったことがない。やはり、男たるもの綿棒で耳垢を取らねばな。うむ。
よく言われることだが、耳垢が湿っている人は比例して汗腺が多いそうだ。そのおかげで脇汗もすごい。
……泣きそうである。嫁入り前の、うら若き乙女にもかかわらず、耳垢は湿り脇汗が大量とはどういうことだ。
顔は分かる。野ざらしになって日光を一身に浴びているのだから、汗も出るというものだ。
足の裏も、靴という密閉空間で熱くなりやすいため、蒸されて汗が出るのは当然だろう。
ただ、手のひらと脇、おめーらは別だ。
手のひらなんて通気性も通気性である。
おまけに私は手を振って歩く癖があるのに、なぜ湿っている。乾け。
脇が一番ダメだ。脇は人間の身体で唯一、継続的に折りたたまれている部位である。だから通気性が悪いというご意見、分かります。
拭けない上に汗染みが出来るんだよ。
顔も手もタオルでさっと拭ける。足は靴下が吸ってくれる。
しかし脇に限っては、簡単に拭けない。服が汗を吸って染み出してくる。見えてもいいことないのに。頼んでないし。
ただ不思議なもので、街を歩いていると涼しい顔をして一滴も汗をかいていない人もいる。
汗もかかないくらい重度の体調不良?もしくは冷たい血液でも流れてる?
もしかして、すごく健康だと不必要な汗をかかないとか?だとしたら私は相当不健康だ。
それから、学生の汗は何となく尊く見えるという現象がある。
学生が汗をかいていると、「頑張ってるなぁ」という感じがするのはなぜなんだ。頑張っていたあの頃を思い出して懐かしくなるからかもしれない。
青春に弱いのは仕方ない。それが歳をとるということだ。
ここからは、私の夏の脇汗対策アイテムをいくつか紹介する。
知っている人も多いかと思う。ストーンタイプなので、洋服を着た後でも簡単に塗ることができる。学生時代はずっとこれを使っていた。今ほど汗のにおいを気にした記憶がないため、かなり効くと思われる。
このデオナチュレシリーズは、おそらく種類が一番豊富なのではないだろうか。男性用もあるし、脇用や足用など部位でも分かれている。
ちなみにこれは、脇の色のくすみ改善も期待できるらしい。
用途に合わせて選べ、お近くのドラッグストアで手に入るのでおすすめだ。
最近使っているのは専らこれだ。こっちはクリームタイプなので、着替えの途中で塗るようにしている。
これを塗らないで汗をかくと、匂いが気になって外でも泣きそうになる。
逆に塗っているとあまり気にならないので、効果ありということだ。
私はこのクリームの入手場所を知らない。可哀想な私のために、母が買ってきてくれたのだ。ネットショッピングだろうか。調べてみよう。
ネットだった。1本、3480円。高いな。
でも効果は感じているので、使い終わったらまた買うつもりだ。みんなでお揃いにしよう。
ついでに、ENAVISのサイトで脇や肘、膝の黒ずみを改善するホワイトニングクリームも見つけた。そのうち使ってみたい。
これはもう学生時代からずっと使っている。アイリスオーヤマの汗とりパットだ。アイリスオーヤマは家電を売っているだけじゃないらしい。銀イオンが入ってると何がいいのかとか、細かいことはよく分からないが、安いし内容量も割とあるので最高だ。
毎度付けるのはやや面倒くさいので、1日出かける時や、汗染みが目立つ服の時に使うといいだろう。
注意点としては、洗濯の時に外し忘れないことだ。服を脱いだ時にしっかり外しておこう。
これらを駆使して、今年も何とか夏を乗り切ろうと思う。
それから、汗云々の前に脇の脱毛をしたい。お金は何とかするとして、今の私には時間がない。もっと暇なときにしておけば良かったなと、去年あたりからずっと後悔している。
いつかやってやるからな。しかも医療脱毛。待ってろ。
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