GoJetGoGo Vol.5-涙のドライマティーニ ガールズにライバル出現?!-観劇記
12月12日~17日まで、馬喰横山A-GarageでGO,JET!GO!GO!vol.5
-涙のドライマティーニ ガールズにライバル出現?!-
が公演されました。
#ONEGJ
11月のVol.7がすごく良かったし、沢木さん、志村さんと知っている人たちが出演しているので
今回も期待して観劇してきました。
観劇回数は、計5回(A班3回、B班2回)+LIVEです。
A班
先月公演だった洋JETのA班でサキ役だった沢木さんがナッツ、B班でサキ役だった志村さんがミッツという配役。
性格的にしっかりした役のサキを担当していた沢木さんが、アホの子(ちっちさん談)のナッツを演じるなんてめっちゃ難易度高いんじゃないかなぁ…と思ってました。
もちろん、それは志村さんのミッツにも言えることなんですが、ミッツはアホの子ではないから…
配役を見た時に、A班にはサキが3人いる…!!と思ったのですが
それは演者さん達も同様の考えを持っていたようで、最初の自己紹介では3人ともサキを名乗っていたのには笑いました。
まず、れいなさんの歌唱力は、ものすごくレベル高かったです。
前提としてGoJetはミュージカル的な要素が強いので、歌うシーンが多くお世辞抜きで歌唱力高い人ばかりです。
ところがサキ役のれいなさんについては歌が上手い、すごく上手い、超うまいってレベルじゃないです。とにかくすごかったです。
れいなさん歌い始めのシーンで何度鳥肌立ったことか。
あんなに上手い人、なかなかいないんじゃないかなってレベルでした。
今までの人生で、生歌で一番上手かったと断言できます。いや、今後もれいなさん以上の人は見かけないんじゃないかなと思うくらい。
洋JETのB班ヒロシも歌唱力はかなり高かったと感じましたが、役としてサキは歌うシーンが多いのもあり、れいなさんには驚かされっぱなしでした。
サキ役としては、今まで見たサキで一番印象深かったです。
洋JETでは、沢木さんサキが一番怖かったですが、れいなさんのサキには貫禄がありました。
あぁん?もういっぺん言ってみろや、みたいな言葉での表現ではなく、表情での演技に迫力ありました。
それらのセリフ、表情も仲間と一緒の場所を守るための必死な気持ちの現れなのですが、A班はナッツ、ミッツもライバルのハニフラ初登場時から手拍子したりして、サキもずっとそれを制止したり忙しく動き回りで、A班サキは気苦労が絶えなかったと思いました。
対決で負けたり、仲間たちがハニフラに骨抜きにされるたび、落胆する表情こそ見せるものの、絶対に諦めないという強い芯を持ち、とにかく弱っているところを見せませんでした。
悔しがる表情、戦闘態勢に入った時の気合入った表情以外は、なかなか表情を変えず、ずっと気丈に振る舞っていたサキが、終盤のミッツの意外な行動で心底落胆してしまったシーンには、心打たれました。
あの強いサキが、ここまで落ち込むなんて…と。
ここまで触れてなかった志村さんのミッツについては、中盤に発覚したハニフラの秘密について
「ぃやっちまったなぁ?!」
というセリフが非常によかったです。
Vol7で完全にヒロインだったミッツがあんなセリフを吐くなんて…面会時に志村さんに頼んで再現してもらいましたが、やっぱり良かったです。
Vol7の3班で誰が演じたミッツとも違う、志村さんが表現したミッツもすごく印象的でよかったです。仲間思いでしっかり者のサキがミッツになるという配役も面白いし、志村さんも楽しそうに演じていたのが印象的でした。
沢木さんのナッツは、個人的には非常に難しい配役だと思っていました。
11月公演時は、しっかり者で、リーダー格のサキ役だったのに、今回は天然で悪気なしにやらかすナッツ役。
ところが、繰り返し見ていくたびに、沢木さんのナッツが完璧に作り上げてられていることに気づきました。沢木さんはサキだというイメージに囚われていたのは私自身だったと気付かされたのです。
ちなみに、千穐楽のA班観劇時は私の後ろに、チッチさん(11月ナッツ役)、さとう愛理さん(11月ミッツ役)が座っていたのですが、お笑いシーンで、ずっとチッチさん、愛理さんの楽しそうな笑い声が聞こえていたのも、観劇がさらに楽しめた要素です。
ハニフラの秘密(弱点)を見破ったメグ役の飯島さんの演技もとても良かったと思いました。
メグは、サキを始めとするガールズの味方で居続けようと、ずっと形勢不利なガールズを援護し続け、最後には気力を失って倒れ込んでしまいましたが、いくら頑張っても報われない虚しさがよく表現されていたように感じました。
終盤ミッツの機転、それに気づいたサキによって形成大逆転しハニフラが消えていくシーンは、なかなか綺麗な演出だったと思います。
それまで、「さっさと出ていけ、このポッと出の女狐が!!」
みたいな敵意丸出しのサキの表情が、見送る時は穏やかな優しい目になっていたのも印象的でした。
あの時のサキは、完全に孤立無援だったはずなのに完全にハニフラを圧倒していました。
マリア役の一美さんの帰るのが怖い、でも帰ると決意した後の、嬉し泣きとは違う、やっと心のつかえが取れたかのような泣き顔での色んな感情が込められた「うん」もとてもよかったです。
A班は、負け続けても落ち込んだ表情を見せないサキといい、大地への気持ちを語らないメグといい
感情をストレートに表現せず内面に押し込める演出だった気がします。
ハリセン攻撃は、お尻だったので、こっちのハニフラは優しかったかな?
A班のツーショットチェキは
12日に沢木まこさん、志村ひかるさん。
16日に飯島桜華さん(メグ)、
17日に原田朱さん、渡邉桃子さん
でした。
原田さんは、なぜか私のことを知っており16日にちょっと声をかけられたのをきっかけにツーショット。トラブルで声が出せなくなってしまったとのことで、演出を変更していたのですが違和感なかったです。発声なしで表情・仕草のみの演技って難しいと思うんだけどなぁ…本当に違和感なかったです。千穐楽では話すことが出来たのですが、おしとやかって印象を強く受けたのにサキ役を演じたことがあるんだとか…サキ役の原田さんも是非見たいです。
その撮影後、「明日は私も~!」と自己申告されてしまったので、翌17日は渡邉桃子さんとツーショット撮影でした。さらにLIVEも出演されるとのことで、LIVEの扱いも渡邉桃子さんにしたのでした。
B班
正直言って、演者の誰も知らなかった…ので
さとう愛理さんの配信中にちょっと話が出た珠理さんを扱いにして予約。
珠理さんについても名前を見かけたことしかなく、背格好も何も知らない状態でしたが、扱いにすると喜ばれるとのことなので
せっかくだから知っている人を指定した方がいいかなという、なんとも根拠の薄い選定理由でした。
B班のサキは、A班でマリア役だった一美さん。
こちらのサキは、なかなか表情豊かでした。
前述した通り、A班サキは負けた時に悔しがるものの落胆した表情を基本見せない。
強いサキでいようとし続け心折れてしまったのですが、B班サキはどこか弱いところがあり、ハニフラとの対決で負けるたび動揺し狼狽する姿を見せてました。
B班で飯島さん演じるミッツは初登場時のハニフラを全く歓迎しておらずハニフラのダンスを掃除のフリして邪魔したりといった違いも楽しかったです。
ナッツは手拍子しててミッツに止められてましたが…さすがナッツです。
こういうガールズの微妙な性格の違いも面白かったです。
人間側で唯一、ガールズの味方のままでいたメグ。
こちらの配役は、珠理さんでした。
なぜかスリッパを持って登場、乾杯するときももスリッパ。
大地を問い詰めるシーンや、音響さんへの指示は迫力すごかったです。
肺活量すごいんですか?と面会時に聞いてみましたが、「すごいかもしれないです」とのお答えでした。
あの声量はちょっとやそっと頑張って出せるものではないんじゃないかなぁ…
セリフこそ同じなものの、B班のメグの方が「大地は私の男!」っていうのをストレートに表現してました。
それはソロで歌っていた途中、大地への気持ちを吐露したセリフでハッキリ表現されていました。
B班ガールズは感情表現がハッキリしていたのに対し、ハニフラはあまりハッキリと言葉で感情表現しませんでした。
手話を使って会話したりしてましたから。
この演出にはB班ハニフラの色っぽさ妖艶さと同時にどこかミステリアスさを感じました。
ハリセン攻撃が頭だったので、B班ハニフラには怖い印象が残ってます💦
B班はこの公演を見るまで知らない人しかいなかったので、演技に関する感想が少なくてごめんなさい…他のVolで出演されたら、その時に書けると思うのでよろしくお願いします。
サキ、マリア役の一美さんについては書いてあるので
メグ、ミッツ役の飯島さんについては、ストレートにハニフラに対抗し続けるメグに対し、最後の逆転に繋がる大ファインプレーのミッツともに、何の違和感もなく、役を演じきっていたのが印象的でした。
配役が違えば、当然セリフも行動も演技自体が違うのに、よく使い分けられるものだと感心しきり。
しかも1日にA班、B班両方の公演ある日とか、スイッチ切り替え大変だし、今は担当外の役(でも裏班では自分のセリフ)のタイミングでも不自然さ全くなく素晴らしかったです。
B班のツーショットチェキは
16日に飯島桜華さん(ミッツ)、珠理日菜さん(メグ)
でした。
珠理さんはすごくパワフルな女優さんで、なおかつフレンドリーな人でした。3月は12歳の役を演じるとのことで…元気な役なのかな?
17日はうっかりチェキ券購入忘れでした…無念。
両班を見ての感想
脚本的には、人間の弱さを表現したのかな…と思いました。
長いものに巻かれろなんて言葉がありますが、アカネは真っ先にハニフラに寝返ってましたし、マスターも骨抜きにされ、大地もメグに酷いセリフを浴びせたりしていました。
結局、最後まで寝返らなかったのはメグだったのですが、酷いセリフを浴びせられたのに最後は大地を許したし強い性格なんだなぁと思いました。
人間の弱さと書きましたが、ハニフラも元々は人間だったということで、精神的な弱さを見せた後に、仲間と相談し迷いも姿も一緒に消えていくというのはとてもキレイな演出だったと思います。
ネタバレになってしまうので詳しくは書かないですが、ミッツの動きには驚いた反面、ナッツのオチには笑わせてもらいました。
LIVE
これってどんなことするの?と、12日観劇時に沢木さん、志村さんに聞いてみたのですが二人とも出演経験がないとのことで、わかりませんでした。
このメンバーでの公演は最後とのことで、見てみることに。
見てよかったです、全員参加ではなかったですが、みなさん本当に歌が上手いです。
とにかくすごかったのは、上にも書いたれいなさん。
英語の歌詞でも全く違和感ないキレイな発音で声量もすごく、歌唱力も高いという素晴らしさ。
映画などで、感動的なシーンに流れたBGMに涙したとかはよく聞く話ですが
れいなさんの歌は、そういう前提無しに鳥肌立ちまくりでした。
あとは、一美さんがサキとマリアの2役を担当していたこともあり、何度も着替え直していたのですが
途中、「いやぁ~着替えが間に合わなくってさぁ~」と中途半端なカッコで再登場したのは笑いました。
90分くらいのLIVEは、時間中ずっといろんな曲が続き
この日はA班、B班、LIVEと全部見終わった後でさらにLIVE中はずっと手拍子していたわけですが、疲れることもなく本当に楽しかったです。
最後に
プロデューサー初担当だったという一美さん、次のダイヤJetでプロデューサー担当のれいなさん。
お二方とも、プロデューサーだけでなく公演中に2役以上こなすという大変キツいスケジュールだったと思いますが、そんな疲労感を全く感じさせないすごいエネルギーしか感じられませんでした。
もちろん、プロデューサー以外の演者さん達の演技も非常によく、感動したし涙したシーンもあり観劇前の期待を遥かに上回る満足度でした。
計5回の観劇、Live参加、チェキ購入で総投入金額にはすごいことになってしまいましたが、満足度高いので不満は全くありません。
またこんな楽しい時間を過ごせることを期待しています。
演者のみなさん、本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
後日談
こちらの歌唱動画もA班、B班ともに購入しました。
微熱時代、GoJetGoGoともに劇中で確実に使われる曲ですが、ダンスは基本的に同じなものの、結構違うことをしているのがわかって楽しかったです。
実は届いてから1日中、何度も見ていたりして😅
LIVEでのれいなさんの歌唱シーンが見たいんだけど、著作権的に無理だよなぁ…残念だけどLIVEに行けばまた鳥肌立つような歌唱力を経験できるので、次回に期待しよう。