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【2025年最新】中小企業診断士1年目の歩き方│協会の活用法|実務従事ポイントの最適な稼ぎ方|登録要件・更新要件

中小企業診断士のすずかです。

中小企業診断士試験に合格し、「さあ、診断士として活動しよう!」と思ったものの、どのように動けばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか?

特に、企業内診断士として効率的に実務従事ポイントを稼ぐには、「診断士協会」の仕組みを理解することが重要です。

しかし、協会の構造や取り組みは少々分かりにくく、ネットで調べてもイマイチ理解しづらい…。

そんな方向けに、本記事では。

診断士協会の仕組みと活用方法、実務従事ポイントを獲得する方法
についてサクッと解説します!



■診断士協会とは?メリット・デメリットを解説

中小企業診断士として活動する場合、基本的に「協会」に所属することが一般的です。

協会に入ることで、「診断士バッジ」の貸与を受けられるほか、様々な支援を受けることができます。


入会にかかる費用

  • 入会金:3万円(全国共通)

  • 年会費:各協会によるが、おおよそ4万円程度


協会に入るメリット

 ✅ 実務従事の案件が得やすい
 ✅ 診断士同士のネットワーク構築
 ✅研究会・セミナーに参加できる
 ✅診断士バッチの貸与を受けられる


協会に入るデメリット

 ✖ 年会費の負担が発生


基本的には、自分の住んでいる地域や活動エリアに応じて選ぶのが一般的です。

中には、2つ以上の協会に登録している診断士もいます。この場合でも入会金を払うのは一回のみです。


■診断士協会の組織構造|全国の協会と役割

診断士協会は、「一般社団法人中小企業診断士協会連合会(旧:中小企業診断協会)」が母体となり、その下部組織として全国47都道府県に各協会が存在します。

例えば、以下のような地域ごとの協会があります。


主な活動内容

✔ 登録グループ(研究会)の管理
✔ 会員向けのイベント開催
✔ 理論政策研修の実施
✔ 実務従事事業の実施
✔ 診断士の活動支援

上記の活動の他に、各地域の特性に応じた地域貢献活動も展開しています。


■診断士登録と更新の要件

診断士登録の要件とは?

診断士試験合格後、3年以内に実務要件(15日以上の実務補習または実務従事)を完了する必要があります。


実務補習とは??

実務補習とは、協会が主催する「経営診断」の実習制度です。
中小企業診断士試験の第2次試験合格者を対象としたものと、登録後の診断士を対象としたものがあります。

登録・資格更新のための実務従事ポイントの獲得や実務経験を積むことができます。


実務従事とは??

中小企業者に対する経営の診断助言業務または、経営の窓口相談業務に従事することです。実務補習とは異なり、形式や期間に縛りがなく、診断士自身が主体的に取り組む活動です。例えば、以下のようなケースです。

  • 企業や個人事業主からの経営相談に対応する業務

  • 公的機関や専門機関の窓口で経営相談に対応する業務(なかなか企業内だと難しい)

中小企業にお勤めの方や中小企業が取引先の場合は、以下のようなケースで勤務先の業務の中で実務従事ポイントを取得することができます。

  • 企業内における経営革新活動

  • 企業内における財務診断、改善のための提案活動

  • 卸売業におけるリテールサポート等の提案活動

  • 金融機関における財務診断・助言・改善等の個別顧客指導


実務補習コースと実務従事の選択肢

診断士登録まで、以下の4つのパターンで登録要件を満たします。
※2025年2月をもって5日間コースは廃止されているので注意。

  1. 15日間コースを1回受講(2~3月開催)

  2. 8日間コースを2回受講(2月&7~9月開催)

  3. 8日間コース+実務従事

  4. 実務従事のみ15日間


資格更新の要件と注意点

登録後、資格を維持するには、5年以内に以下の要件を満たす必要があります。

  • 理論政策更新研修:5回受講

  • 実務要件(30日以上):実務補習または実務従事の実施

診断士活動では、継続的に実務従事ポイントを取得していくことが求められます。


■実務従事ポイントを最短で獲得する方法|おすすめの手順

診断士協会や研究会を活用すれば、実務従事ポイントを効率的に取得可能です!

実務従事ポイント獲得の4つの方法

  1. 協会が受託した案件に参加する

    • 自治体や企業の案件や協会主催のイベントに、会員として参加可能。

    • 参加することで実務従事ポイントを取得。

  2. 研究会に参加し、グループ診断を実施する

    • 診断士の研究会に所属すると、グループで企業診断を行う機会がある。

    • これに参加することで、実務従事ポイントを獲得可能

  3. 協会が主催する「実務従事」に参加する

    • 各協会で実務補習と同じ形式で、中小企業の経営診断を実施。

    • 参加することで実務従事ポイントを取得。ただし、お金がかかる。

  4. 協会や研究会の人脈から、経営診断案件に参加する

    • 「人脈」「仲間」ができることで、経営診断の案件を紹介してもらうことも可能。

協会ごとに取り組みが異なるため、まずは自分が所属する協会の情報をチェックすることが大切です。


■まとめ:協会を活用して診断士活動をスムーズに!

診断士協会の構造はやや複雑ですが、「協会に所属することで診断士としての活動がしやすくなる」ことを押さえておけばOKです。

診断士協会に所属すれば、バッジの貸与や支援を受けられる。
協会の案件や研究会を活用して、実務従事ポイントを取得可能。
診断士協会や研究会に参加して、つながりを作れる!

まずは、自分が所属する協会の仕組みを確認し、積極的に活用することが大切です。


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すずか@中小企業診断士|ITストラテジスト
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