五十黙示録 龍音之巻 第十四帖
幽界霊も時により正しく善なることを申すなれど、それは只申すだけであるぞ。
悪人が口先だけで善を語るようなものであるぞ、よいことを語ったとて直ちに善神と思ってはならん。よい言葉ならば、たとへ悪神が語ってもよいではないかと申すものもあるなれど、それは理屈ぢゃ、甘ければ砂糖でなくサッカリンでもよいではないかと申すことぞ。
真の善言真語は、心、言、行、一致であるから直ちに力する、言葉の上のみ同一であっても、心、言、行、が一致しておらぬと力せぬ。偽りの言葉は、落ちついてきけばすぐ判るぞ、同じ「ハイ」と言ふ返事でも、不満をもつ時と喜びの時では違ふであろうがな。われは天照太神なり、などと名乗る霊にロクなものないぞ、大言壮語する人民はマユツバもの。
【ひとこと】
この「サッカリン」という言葉については長い間ずっと頭の片隅にありました。
10年くらい前でしょうか、出典に関する詳細な記憶は忘れてしまっていて恐縮なのですが。「天明氏は恩師とされる方から、「五十黙示録」の信憑性などについて厳しく問われたが、それに対してきちんと答えることができなかった。」という話を聞いたことがあり大変驚きました。
このことについて、当時の私に、次のような疑念が浮かんだのを覚えています。
「筆が降ろされた際、審神者は厳正だったのか、信頼に足る人物だったのか?」
「解読に関わられた方々の人物像や力量、厳正さはどうだったのか?」等々。
そこで、ブログを開設するのを機に、手持ちの「ひふみ(日月)神示」について、意識レベルと真実度を鑑定することを思い立ち、そして、それを皆さんと共有してみようという思いに至りました。
意識レベルとは、『パワーか、フォースか』の著書であるデヴィッド・ホーキンズ博士が提唱する指標です。意識レベルに関する資料を、冒頭及び末尾に添付しておきますので参考にしてください。
まず、以下が鑑定の結果です。
後段で考察しますが、想定してはいたものの非常に興味深い結果が示されました。
【鑑定結果】
ひふみ神示(全体) 意識レベル:3344 真実度:91%
著 者:岡本天明
発行元:銀河の本舎(コスモ・ビジョン)
発売元:太陽出版 2006年10月30日5刷
次に、上記「ひふみ神示」を区分けして鑑定しました。
① 第1巻〜第23巻 意識レベル:6202 、真実度:93%
降ろされた時期:昭和19年6月10日〜昭和22年8月23日
② 第24巻〜第30巻 意識レベル:6154 、真実度:91%
降ろされた時期:昭和24年11月17日〜昭和27年6月9日
③ 五十黙示録 第1巻〜第7巻 意識レベル:102 、真実度:8%
降ろされた時期:昭和36年5月5日〜昭和36年9月1日
④ 五十黙示録 補巻(紫金之巻) 意識レベル:107 、真実度:9%
降ろされた時期:昭和36年
⑤ 補巻(月光之巻) 意識レベル:513 、真実度:83%
降ろされた時期:昭和33年12月25日〜昭和34年3月2日
◎ 原典 日月神示 意識レベル:♾️ 真実度:98%
(収録:第1巻〜第23巻)
発 行 日:昭和51年2月22日
書記:岡本天明、解読:岡本三典
企画・編集:思金鴻秀、発行所:新日本研究所
【考 察】
まず、全体に言えることですが、ここで鑑定している意識レベルは、「神示に記されている言葉そのもの」の意識レベルではありせん。言葉そのものは、真っ当な内容であると考えています。
従って、「神示の言葉そのもの+神示を降ろす霊的存在+解読に関わる人+出版等に関わる人」を総合的にみた際の意識レベルを鑑定している、と理解していただければと思います。
①と②については、高次な存在(高級神霊)が降ろしていると考えられます。
降ろしている存在の御神名は示されています。また審神者や解読者などの技量は 優れており、信憑性についても非常に高いものと考えられます。
③と④については、低次な存在(T級霊)が降ろしていると考えられます。
降ろしている存在(御神名)が不明(名乗っていない)である。審神者や解読者の技量も然り、彼等の意識レベルはとても低く、信憑性についても非常に低いものと考えられます。
⑤については、③と④に比べ少し高い次元(聖人クラス)の存在が降ろしているものと考えられます。降ろしている存在、審神者や解読者の技量、信憑性、意識レベルはやや高めと思われます。
◎ 原典 日月神示は、現版に近い状態です。意識レベルは、なんと「♾️」と示されました。人の意識はほとんど加わっておらず、パワフルで神典と呼ぶに相応しいものと考えられます。
自動書記やチャネリングなどで、高次のご神霊から受信者にダイレクトに情報が降ろされるということはまずありません。一般的に、神界→霊界→受信者 という様に段階を経ながら、それぞれの担当(霊統)のご神霊が降ろしてくるそうです。
いずれにしても、どのような存在と繋がっているかが重要であり、審神者が厳正に、かつ適切に機能しているということが、極めて重要であると思うのです。
ちなみに、高次のご神霊や宇宙存在とチャネリングしていると話している人の殆んどは、邪霊(T級霊)や邪悪な宇宙存在たちが送信してくる念波(電磁波含む)によって、弄ばれてしまっているとまで言われています。
再掲になりますが、ひふみ神示では次のように記されています。
「真の善言真語は、心、言、行、一致であるから直ちに力する。」
「言葉の上のみ同一であっても、心、言、行、が一致しておらぬと力せぬ。」
「心・言・行」のいずれかの段階で、邪心やエゴ・我が入ってしまえば、マトモに力(パワー)を発揮することはできないということは、当たり前のようですが極めて重要なのです。
どんなに著名な政治家、学者、大企業の経営者や資産家、偏差値の高い高学歴の人などであったとしても、立派なことを述べ立てている人であったとしても、意識レベルを鑑定すれば、その人のエネルギーが、パワーに属する(ポジティブ)のか、又はフォースに属する(ネガティブ)のか、分かってしまいます。
「神示に記されている言葉」は、私達に大切なことを教えてくれています。
更に言うならば、同じ言葉であっても、分かったつもりで(単に知ってるだけ)いるのと、しっかりと肚に入っているのとでは、それこそ雲泥の差があるわけです。
私たちには、それらをしっかり咀嚼し肚に入れて思念する、そしてそれに沿う言霊(言葉)を発する、さらにそれに基づいた行いを成すことが、求められているのではないでしょうか。
それこそが、◯九十(マコト)の生き方であると、私は考えています。
また、ひふみ神示の信憑性などについて、同様のことを述べているサイトがあるかどうか調べてみたことろ、やはり存在していました。
こちらは、とても秀逸なサイトです。ぜひ参考にしてみてください。
日月神示普及委員会:https://hihumi.wvy.jp/
URL:https://hihumi.wvy.jp/2020/05/16/日月神示の真偽・信憑性について/
長文になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。