【#4】バイエルンユニの偽物判定術
こんにちは、お久しぶりです
前回から期間が空いてしまってすいません。
今回は23-24FCバイエルンのユニフォームの偽物判定をやっていこうと思います。
これからの時期、型落ちユニフォームが多く出回ることから偽物業者も在庫処分に入ります。
適切に判断して、いい買い物ができるようにまとめますのでぜひバイヤンサポの方はご一読ください。
一瞬で違和感を覚えよう
まずは一瞬で偽物を判別する方法を解説します。
アディダスのマークがなかったり、3本線ではなく2本線であると言ったふざけた商品は0.5秒で見切りましょう。
さて、それ以外の偽物の判定ポイントは4個あります。
・値段
・タグ位置と素材
・パッチ
・偽物構文と出品者
値段
一つ目の値段は偽物にとって諸刃の剣です。結局偽物は「本物か偽物か判別する能力はなく(あるいは知ってて妥協)値段をみて購入する層」を狙っています。要するに、定価より明らかに安い商品というわけです。
特に偽物はオーセンティック仕様が多く、通常なら2万円近くするはずの商品が1万円前後で売られていることが多いです。
「え!?オーセンティックなのに一万円で買えちゃうの!?」
と思った人は要するにカモというわけですね。
ただまれにサイズが極端に大きくて、正規品だけど安価で売れ残っている場合もあるので念のためチェックするのもおすすめです。
正規のオーセンティックが買いたいなら試着もネームもパッチもできるKAMOに行きましょう。決してカモにならないように。はい。
タグ位置と素材
二つ目のタグ位置と素材は商品写真でわかります。私が過去見た偽物のタグは結構手抜きが多いです。
まずタグの紐の素材が紙以外なら100%偽物です。そしてバイエルンの今年のユニフォームの首元にはタグをつける部分があります。プラ線で袖を貫通している場合などは偽物と言っていいでしょう。
そしてアディダスはタグも年毎に若干異なります。
左が22-23シーズンのタグで右側23-24シーズンのタグです。23-24のアイテムに22-23のタグがついていたらまず正規品である可能性は低くなります。
そしてこのタグのバイエルンのエンブレムが現行のものではなく、過去の“EV”がつくエンブレムになっている偽タグも以前確認されました。
そして最後にクラブ公認の正規品であるシール。これがなければかなり怪しいです。しかし実際に判定する場合はこのタグがあるからと言って過信してはいけません。
ユニフォーム本体の特徴から偽物を判別できるようにしましょう。
パッチ
バイエルンのパッチは【#2】で解説したように決まっています。偽物の多くはブンデスリーガ優勝パッチとQatar air waysパッチをつけています。偽物のブンデスリーガ優勝パッチはペラペラで薄く、派手に折れてる場合が多いです。
また、エンブレムや星もお粗末な圧着で見るからに安っぽいものが多いです。
偽物構文と出品者
これは偽物判定をするときに最も強い判別法です。
↑このような文章があったら99.9%偽物です。
要するに「正規品とは一言も言ってないから返品されても困るよ」という出品者側の保険です。
この文章を入れないと正規品という扱いになり、メルカリなどの場合コピー商品に関するガイドラインに抵触し永久BANとなる可能性もあるため偽物屋はみんな入れています。
また、偽物業者は他にも多くの偽物をおろしている可能性が高いです。出品一覧でたくさんユニフォームが売られている場合は要注意です。ただ、古着屋のメルカリアカウントだったり、コレクターが断捨離している場合も多いためよく見て判断することが必要です。
その他の判別方法
おおくの偽物は先ほどの4ポイントで判別可能ですが、他の判別方法も一応存在します。
首裏タグ
バイエルンのユニフォームはご存知バイエルン州ルーツのアディダス製です。
日本で店頭(ジャパンツアーのスタジアムショップは別)販売されているバイエルンのユニフォームは「アディダスジャパン」という支社が取り扱っています。
アディダス製品にはアジア向け(主に日本、韓国、中国)とそれ以外向けで一部タグ等の表記が異なります。
上の画像の左が海外正規品、右は日本正規品です。ぱっと見似ているように見えますが右には漢字が入っています。修身款は中国語でスリムフィットという意味です。
これはアディダスのシリーズであり、偽物の多くは海外正規品をベースにしているため、この中国語でのスリムフィットは多少信頼があります。
では次に今の修身款の右の英語のSLIM FITを見てみましょう。日本正規品はSLIM FITだけですが、海外正規品はその下にCOUPE SLIMと書いてあります。偽物の場合は細部の作り込みが雑なので斜体になっていなかったり、四角の中でずれていることが多かったり、文字の大きさが四角いっぱいであることが多いので注目すべき点の一つです。
最後に、一番下の製造国を見ていきましょう。正規品は日本海外問わずカンボジア製になっています。しかし偽物は馬鹿正直にタイランドやベトナム書いてくる場合があり、その場合は100%偽物と言っていいでしょう。
では簡単なテストをしてみましょう。
この2商品のどちらかが偽物です。どちらが偽物か今までの知識で判定してみましょう。
(この先答え合わせ)
正解は一枚目が偽物です。
今までの文章を踏まえれば簡単だったかと思います。
一応答え合わせしますね。
・オーセンティックの割に安すぎる
・MADE IN Vietnam
・タグ紐は紙じゃない
これが解ければとりあえず偽物への防御力は相当上がりましたね!
とりあえず今回はユニフォームだけの偽物判定を行いましたが、練習着なんかにも偽物は溢れています。例えばスポンサーパッチが完璧に入っている練習着は現地でしか買えません。入手難易度を考慮すると相場は上下セットで15000前後が妥当と言ったところでしょう。
他にも試合用ハーフパンツなんかにも偽物はあります。偽物のパンツの多くはしわしわで2000円前後なことが多いです。
正規品のパンツはバイエルン公式ストアの日本開通によってパンツ番号付きでオーダーできるのでケチって偽物を買わず正規品を買いましょう。
2600文字お疲れ様でした。
もし偽物判定でお困りのこと等がありましたらTwitterの@shiroutorやNoteの当アカウントにご連絡ください。もちろん無償で助言させていただきたいと思います。お気軽に話しかけてもらえれば幸いです。
来シーズンのユニフォーム仕様も分かり次第速報を出そうと考えているのでお楽しみに!