2024年1月19日(金)上野の森美術館『モネ展 連作の情景』へ。
序文
2024年1月19日上野に来ている。
目的は、
1、上野の森美術館で催されている『モネ展 連作の情景』
2、現在、干支とか十二星座のアイコンというかイラストを作っている最中で、行き詰まり絵の参考にならないかと思い、上野の動物園に行きたい。
ということで久々に訪れた訳で。今回は、『モネ展 連作の情景』に視点を置いた記事を投稿していきたい。(※上野動物園については後日の投稿ということで)
『モネ展 連作の情景』は去年から開催されていたが人気を博し2023年12月25日で、来場者が30万人突破したとのこと。(産経新聞の記事による)
1/28までということもあり平日にも関わらず非常に混んでいた。
モネの世界観・構図と色
構図が大胆なのか?はたまた緻密、繊細すぎるのか、どちらでもないアンバランスな感じで自分の表現したいことを具現化できる凄さがあった。。
そして、作品の一つ一つの色の濃淡がハッキリしたというか、色遣いが美しかった。(特に空の青、水面の青と緑、雲と雪の白、朝焼け、夕焼けの赤など)それらが織りなして作品の静と動の世界観も感じた。
モネの世界観、季節・生活感、物語性、音・温度
例えば、動。
作品の中で、今にでも動き出しそうな感じ、人とか船釣りなど、或いは風が吹いたり、温度や、音(そよ風や風で植物などがカサカサという音、水の音)生活感、季節感などがあった。
そして静。
芍薬や睡蓮の様な動きの無い静の世界観も感じた。
その静と動の世界観が、作品の中の奥にはどんな世界があるのだろうか?
はたまた何が物語が始まるのかという期待感もあったのも確か。
モネの世界観で感じさせられたこと。
大胆且つ繊細で緻密で、凄いと思いながらも、作品と最後まで真摯にで向き合うからこそ、名作というのは生まれてくるのかもしれないし、
それが美であり、芸術ではないか。
そして丁寧さは大変な過程なのかもしれない、例え自己満足であろうかとも思うけど、見ている人を感動、ひきつける素晴らしい結果がついてくる。
まさに偉業とはこういったことを言うのではないだろうか?
それは美術、音楽、書、文章などにも言えるし、人の生活、仕事においてもそうだともいえる。
丁寧で心を込めた、作業やものつくりが要求されるし、対人関係の対応も誠意を尽くせば自分や周りの人たちにとっても、素晴らしい結果が訪れてくるのではないだろうか。
果たして自分は心を込めて、誠心誠意をもって生きているのか、むしろそのように生きていきたい。
そんなことをモネの作品から考えさせられた。
終わりに
そして、見ている人の五感を駆使して鑑賞させる、そして自分と向き合わせ、多くのことを感じ考えさせる。まさにこれこそ、美を楽しむということのであろうか?
そんなことをモネの絵の世界観に感じさせられつつも、京都智積院の長谷川等伯の桜絵を見た時のことを思い出した。(※ネットで調べたら智積院の宝物館が完成したとのこと、これは行かなくては・・・美術展ナビ様情報による)であって、その世界観が好き。
とにかく、久しぶりに絵に触れて、沢山の感動を得られてよかったと思う。