奇妙な悪夢
また悪夢を見た。
悪夢の内容は以下の通り。
今度は買い物している時。
ちなみにスーパー?のような温泉街のような場所が舞台。なんか買い物をしているんだけど、買い物客が多くて、買い物ができずに困っていると、近くにおにぎり専門店があって、ふらっと立ち寄る。20代後半あたりの男性が店主で威勢良く挨拶してくる。何かあるかと見ていると、いつの間にかおにぎり専門店ではなく、刺身専門店なるものに変化していた。今思えば、そこから既におかしいんだけど。ともかく夢の中の私は不思議に思うことなく、店主の人に聞く。
「おすすめはありますか?」
店主は「ちりめんです」と答える。ちりめんと言ってもそこに並んでいるのは割りと普通のものから味付けしているものまで多種多様ーーだったんだけど、そこから既におかしい。何よりちりめんと称するものの中には半透明状態になりながらも、まだ動いているものまで。
「踊り食いですよ」と、店主は朗らかに言う。遠慮しますと言いながら、別のものを見ようとすると。いつの間にか私の他に女性客が遠慮がちに店内を見ていた。他のものを見ていると、串刺しにされたフグにも似た顔をした魚ーーちなみに、夢の中の店主はそれを『フグだ』と言っていたけど、フグじゃない。チンアナゴに似たほっそい、小さな体格をしたフグなんて、見たことも聞いたこともない。いたら新種か何かだよ。食べている場合じゃないーーがぱくぱくと口を開く。
なんと、店に並んでいる『刺身』の殆どがちゃんとした処理もされない状態の、生きたままの状態で飾られていた。
「踊り食いですよ」と、店主がもう一度そう言う。なんだか怖くなって店から離れようとすると、突然女性の悲鳴が響く。なんと、ぎゅうぎゅうに棚に置かれていた魚とかザリガニが息を吹き返して、棚を倒す勢いで逃げ出したのだ。あまりの出来事に驚いて、逃げようとする私と女性客。けど、私はザリガニ(体格1メートルぐらい?あった筈)に足が捕まった。挟で挟まれた足でそれでも逃げようとする。けど、逃げられない。そのうち、挟で挟まれた足が切断されると思った私は思わず悲鳴を、
上げようとした瞬間、夢から覚めた。
一瞬、夢と現実の区別がつかず、混乱していたけど、あれは夢だったと気付いた途端、ほっとしたのだった。