【自認ENTP】影響受けた漫画 ~魔王 JUVENILE REMIX


影響を受けた漫画。

高校の時に読んで影響を受けた漫画があります。

…そりゃ皆あるだろーよ。

まぁ、ENTP(多分)の自分の心理を形成するのに一役買ったのでは、とも思うので、書いてみようかと。
心理機能でいうところの第二機能Tiかな。Neもあるかも。

漫画やゲームに人生の影響を受けるなんて、と揶揄する声もあるかもしれない。
でも僕の考えとしては、人生に深みや魅力を増してくれるのであれば、コンテンツのジャンルなど、なんでもいいのでは、と思っている。

まぁ漫画やゲームが好きなだけなのだが。

ネタバレあります。



「魔王 JUVENILE REMIX」という漫画

高校生の主人公「安藤」が、もしかしたら世の中を崩壊へと導くかもしれない存在に、自分だけが気付いてしまい、対決していく物語です。

2部構成で、主人公が変わったりするんですが、全10巻なので、読みやすいと思います。

伊坂幸太郎さんの小説を元に、漫画化したものです。

まぁ、あらすじとかはwikiなりコミックなりを見てもらった方がいいかもです。


この漫画の僕が感じた魅力を語ります。


主人公がめっちゃ考える

この漫画の主人公の安藤。めちゃくちゃな思考癖の持ち主です。
気になることがあったら、「考えろ、考えろ、考えろ…」と呟いて、時には周囲を引かせながらも、思考します。

この時点でTiですね。僕も影響されて、「考えろ、考えろ」って言うようになりました、ハズい。後、GANTZの玄野の「俺ならやれる、俺ならやれる」も。

脱線しました。

まぁ考える系のキャラなら、他の物語にもありますが、魔王は、逆に「考えない群衆」も描いてるんですよね。

この魅せ方によって、「もっと考えた方がいいかも」と思わせてくる作品な気がします。

しかも「考えない群衆」は、時代の新生リーダーが現れることによって、その道がもしかしたら間違っているかもしれない。リーダーは救世主ではなく、魔王かもしれない。のに、そのリーダーの才覚に魅せられて、周囲の意見と同調して、考えるのをやめてしまう。

そんな中、主人公だけが、そのリーダーのヤバいところを見てしまって、元々の思考癖から、あれこれ考えてしまうわけです。

首を突っ込むと自分の人生も脅かしてしまうことから、考えること、対決することに恐怖を抱きながらも戦っていくわけです。

これをみて、僕も少しでも考えようと思いましたね…。

対決

実は、この安藤。思考癖以外に、ちょっとした超能力を持っています。
任意の人物に自分の言いたいことを言わせる能力「腹話術」です。

この能力を持っているが故に、自分しか犬養(※敵です)の危険さに気付いていないが故に、葛藤してしまいます。

「犬養を止められるのは自分しかいないかもしれない」

そんな思いの中、ファミレスで、ある老人を目にします。
その老人は、一人でドリンクバーによろよろと向かうも、たどたどしい様子。ストローを落としたり、周りの若い人からは馬鹿にされたり、見るも痛々しい姿です。

それを見て、安藤は涙を流します。

「あの老人はおれだ」

「このまま、なんの将来のビジョンもなく、ただ漫然と生きていくおれと、あの人の何が違う?」

「でもあの老人にもおれと同じように、若い頃はあったはずだ」

「おれは、あの老人や、考えることをやめた周りの奴らのようにはなりたくない」


そこから安藤は、今までの平穏を捨て、犬養との対決に身を投じていきます。

犬養を守護る、群衆や親衛隊、幹部っぽい人々を退けながら、犬養に近づかなければいけません。

安藤にある唯一の武器は

「考えること」と「腹話術」

そんなちっぽけな能力で戦っていくわけです。



…結論を言ってしまうと、安藤は1部で死んでしまいます。

実は腹話術にはリスクがあり、使えば使うほど、自らの命を蝕んでしまうのです。

それにより、犬養の目前まで辿り着くのですが、あえなく倒れます。

ですが、安藤は

「これはこれで面白い人生だった」

と最期は満足そうに亡くなりました。


クラレッタのスカートを直す人間になりたい

このワードがキモですね。

生前の安藤が、弟である「潤也」にメールしていた内容です。
2部の途中で明らかになります。

クラレッタとはイタリアの独裁者ムッソリーニの恋人らしいです。

ムッソリーニは第二次世界大戦の最終局面で捕まり、クラレッタと共に銃殺されます。

二人の遺体は広場に吊るされます。それにより、クラレッタのスカートが捲れてしまいました。群衆は喜びます。

しかし、その喜ぶ群衆の中で、スカートが捲れないように、自分のベルトで直した人物がいました。

その人は、群衆からブーイングを受け、殺されてもおかしくない状況だったそうです。

「そんな人に兄貴はなりたかったんだよ」

物語が収束した後、潤也は安藤の心中を推し量りました。


まとめ

魔王 JUVENILE REMIXの大トロの部分を語ってみました。
分かりづらいね。しゃーなし。

MBTI的に言うと、安藤からTiへの影響を受けましたね。考えろ、考えろ。

後、自分的には、劇的な人生を歩みたいと思ったから、Neも影響したのかも。

そして、死んでるみたいに、生きたくないと思いました。


まぁ~、当時、高校生の自分には、ガンッガンに刺さりましたね。今でも刺さってる。

後、この漫画、名言多いです。

「考えろ、考えろ、マクガイバー!!」

「たとえでたらめでも、自分を信じて対決していけば、世界は変えられる」

「死んでるみたいに生きたくはない」

「クラレッタのスカートを直してくるよ」




皆さんは、MBTI的に、影響を受けたかもしれない作品はありますか?
って言葉を残して、〆にしまーす。

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