父のこと
父は長年橋の設計に携わっている。
技術士などの有資格者なので喜寿を過ぎても(フルではないにしろ)まだ現役で会社勤めをしている。
橋の話をしだすと長い、がとにかく詳しい。
何十年も土木畑を歩いてきたので橋に対して半端ない愛情がある。
先日、死ぬまでにスカイツリーが見たいということで計画を立てて一緒に見に行ってきた。
橋ではないにしろ構造物に対して興味があるのでスカイツリーの構造についてやたら詳しいので驚いた。
ちなみに激混みのスカイツリーの展望階までようやくたどり着いた私たちだったが、父はそこから尊敬する増田淳氏の設計した橋を見て何枚も写真を撮影していたのが印象的だった。
父は現在橋梁少年少女(橋梁の仕事に携わるような子どもたち)が増えてほしいと願っている。
残念ながら私は父の跡を継ぐことはできなかったが(理系が全くダメ)、何かしら力になればいいなと思う今日この頃。