「予備校をやめたい」と言われたときに考えること
こんにちは。保護者のための学習戦略アドバイザー本間汐織です。
本記事を読んでくださってありがとうございます。
初めての方には自己紹介。
「予備校をやめたいんですけど」
予備校で勤務時に生徒からこう言われることがありました。
ほとんどの場合は、もうこの時点で本人も保護者も気持ちが決まってしまっているので、予備校を変えてしまいます。
でも、
もったいない
と思うこともありました。
わたしたち予備校側が足りていない部分がたくさんあります。
ですからこう言われたらしょうがないと思います。
ただ、もし子どもにそれを言われたら保護者の方にはそれが
予備校の問題なのか、
本人の問題なのか、
をぜひ考えていただきたいのです。
もしそれが本人の問題なのであれば、そのことに気づかないまま、予備校・塾を変えたとしても、本人の問題が解決しなければ、変わらないのです。
むしろ、時間がなくなっている分、状況は悪くなっています。
もし、これが親友や会社の大切な同僚や後輩が「会社をやめたい」と相談してきた時だったらどうでしょうか。
本人から話をきいて、本人の問題だと思ったら、どうしたら本人が気づいてくれるのか、やめずに続けてくれるのか、お話をしたりするのではないでしょうか。
会社を変えたとしても、いつか同じ問題が生じてくると思うから。
そして、新たな環境で同じことで悩み続けている人を周りで見ることはありませんか。
子どもの話に戻しますね。
子どもが「予備校をやめたい」と言ってきたとき、
予備校としては、それが「本人の問題」であったとしても、その時にそれを指摘することは勇気がいることです。むしろ指摘しにくいです。
すでに子どもの気持ちが予備校から離れてしまっている(信頼関係が失われている)
予備校の問題ではなく、あなたの問題ですよとはいいづらい
もしかしたら、「教育する人として失格」と思われるかもしれません。
だからこそ、保護者の方に、ぜひ考えていただきたいのです。
予備校の問題なのか
本人の問題なのか
もし本人の問題であるのであれば、それをどうしたら良い方向に変えられるのかを第一に考えてほしいのです。それがあっての、予備校をやめるであれば、いいなと思っています。
「予備校をやめたい」と言われたときの、具体的な解決策についてはまた次の機会にお話したいと思います。