こんな院生になりたかったわけじゃないって話

 M2です。生物科学系の研究室にいて、実験を主にやっています。私の院生のイメージは毎日朝から夜まで研究やって、時には帰れず毎日学会や論文執筆に追われているっていうものでした。それがかっこいいなって思ったし、2年しかない院生生活ならそうなりたいって思ってた。

 実際蓋を開けてみれば一回も学会には出ていないし、身につけた知識もほぼないし、論文も修論以外は特に書くつもりはなく、普通に帰り、、、院生としての生活がつらいってよりも院生なのに何にもなっていない自分がつらいという状況に陥り毎日がつらいです。こんなことなら学部で卒業しておけばよかったとなる毎日。

 学部では成績もよく、ほどほどにバイトしてお金にも困らず、普通にいい暮らしができていたように感じます。今は何も成し遂げられていない自分に苦しみ、お金のなさに苦しみ、こうやって嘆くことしかできていない自分に嫌悪を抱き、早くいなくなりたいと思う毎日。院に進もうと思ったのが3年が終わるころで、推薦でヌルっと入ってしまった仇が来ているなと思います。

 思えば学部でやっていた勉強なんてすべて暗記してしまえばいいだけで、頭のいい人なら1か月あれば合格できるような国家試験、ほぼ過去問通りの定期試験、出席して普通にレポートを提出すれば成績が出る実験、、、振り返ったら大したこともしていません。ただちょっと真面目に普通に生きていただけでした。何にもいいところがない。そう気づいてしまうと本当に生きてるのが嫌になります。何で私はここにいて、こんなことをしているのだろう。親に学費を出してもらって、二年も延長して院に通っているのに取得したものが何もない。そうおもってしんどい気持ちを抱えて生活しています。おかげで夢の中まで実験に追われてる。どうせやってないなら夢でも休めばいいのにね。

 実験は成分の分析をやって、細胞を使って、動物実験まで行うが、分析だって高度な機械がないからそのあたりは他の施設に依頼する形だし、細胞うまくできてなくて。学部の成績が良かった分謎に周りからの期待値は高いし、つぶれていなくなりたい。

そんなバッドに突入したところです。3月、笑って卒業できてるといいな。

今日は病院に行きます。元気に暮らしたいね。

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