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不妊に悩みすぎないで

結婚の次は出産という流れがある。
当たり前に思っていたけれど、当たり前でない人も沢山います。
今回は、私が不妊治療をして思ったことを書きます。不妊に悩む方の力に少しでもなれたら幸いです。不妊治療について知らない方にもぜひ知ってほしい。
妊娠することは奇跡なんだって。

不妊治療の経緯

検査の結果、私は多嚢胞性卵巣症候群、卵管狭窄であることが分かりました。
もともと生理不順で生理痛も酷いタイプです。
でも自然妊娠できる可能性が0%ではなかったため、タイミング法から始めました。
ただ3回程チャレンジしてもできなかった時に引越しが決まったので病院を変えました。
新しい病院では人工授精から始めましたが、2回チャレンジしてもできず、もう一度検査をしました。
卵管狭窄の状態を見た新しい病院の先生は、可能性が0%ではないもののかなり難しいので、個人的には体外授精へのステップアップをおすすめするかなと仰っていました。
そこから体外授精に1度チャレンジしたところ、妊娠判定は陽性に。喜んでいたのも束の間、子宮内に胎嚢が見えず、子宮外妊娠と診断されました。子宮外で着床した命は手術で取り除きました。そこから体が元の状態に戻るまで1年妊活はできませんでした。転職をしたこともあり、結果的に3年妊活をお休みしました。
そして2度目の体外授精、今回は胚盤胞を移植したところ妊娠することができました。

不妊治療の辛さ

友達の妊娠・出産の報告をSNSで見る度に、どうして私は…と落ち込みました。なのでまず、SNSを見るのを辞めました。
マタニティマークを見るのも、小さな子どものいる家族連れを見る土日の外出も辛かったですが、これはなるべく避けるようにするしかなかったです。

不妊に悩む人の多さ

不妊外来に通って驚いたことは、治療を受けている人が沢山いることです。どこのクリニックもとても混んでいる印象でした。治療を受けていない人も含めたら、不妊に悩んでいる人が大勢いること、みなさんにも知っていただきたいです。
そして周りにいる方が、急かす言葉をかけたり、妊娠の報告など、ほんの少しでも配慮してくれると前向きに治療に臨めると思います。
どうか、お願いします。

不妊治療の難しさ

とにかくスケジュール管理です。
お仕事をされている方は本当に大変だと思います。2.3日前にクリニックに行かないといけなくなる時が頻繁にあるからです。
私は職場に妊活を伝えずに、体調不良などと理由をつけて有給休暇を使って通っていました。
妊活と伝えて協力してもらえる環境なら、その方が絶対に良いと思います!
私の職場も協力してもらえる環境だったとは思うのですが、また失敗するかもしれないと思うと伝えられなかったというのが正直なところです。
自分だけでなく、夫のスケジュールも大事です。私の夫は海外出張があるので、妊活を諦めた周期もありました。
もっと妊活を積極的に行えるような国になったらいいのにと思いました(笑)

不妊治療を頑張っている方へ

顽张れなんて言えないし、いつかきっと!なんて不确定なことも言えません。
ただ、あなたにしかできないことがあります。
周りと比べないで。
泣いてもいい。休んでもいい。諦めてもいい。
沢山考えて、道を選んでください。
そこに文句を言う人の意見なんて聞く価値はありません。無視してオッケーです。
すでに頑張っている自分に優しくなってください。

さいごに


ここまで読んで頂きありがとうございました。
私も、経験して初めて知ったことが沢山ありました。
どうか、
不妊治療をしやすい環境を作る会社が増えますように。
金銭的負担がもう少し減りますように。
優しく寄り添える人が増えますように。

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