[暴論]投資の究極使命は宇宙移民
(眠れない、何かを書きたい)
1、今までの「存在」
宇宙の起源はおよそ137億年前、それから膨張し続けている。
太陽系の起源はおよそ46億年前、そのなかで地球も誕生する。
恐竜の絶滅はおよそ6600万年前、そのあと哺乳類の時代が始まる
ホモサピエンスの出現は数十万年前、そして数十万年かけて地球の隅々まで拡散していく。
農業の発祥はおよそ12000年前、そのおかげで人間は初めて文明というものを創れるようになる。
k-Pg境界線の発見は1977年、そして1980年に巨大隕石衝突による大量絶滅の説が発表される。
その証拠の一つであるメキシコ湾の巨大クレーターが世間に知られるのは1990年代以降のこと。
2、これからの「虚無」
今現在の地層証拠から推定できる大量絶滅は5回あった。原因は色々な説があるけれど、巨大隕石衝突説が最有力。
時間軸を無限大にすればするほど、我々の地球に6回目の絶滅をもたらせる規模の巨大隕石が襲来する確率も無限大になる。言い換えれば、仮にほんの少しの人たちが生き残っても、人類が構築してきた文明は回復不能になり、全ては「虚無」になる。
その日の到来は遠い未来になるかもしれないが、本当にその日が来れば、学校も無意味、仕事も無意味、お金も無意味、消費も無意味、政治も無意味、世界平和も無意味、環境保護も無意味、倫理や道徳も無意味、哲学も無意味、、、なぜなら、人類が作り出したすべて存在や概念は、結局滅びて未来の誰かに伝達不可能からである。
私がここでnoteを書くのも無意味。
3、生き延びる
人間は生き延びるためになんだってやれる。
殺し合い、共喰い、他種のヒトを絶滅まで追い込む
血を飲み、肉を食い、家畜を飼い殺す。
すべては生き延びるためである。
では、隕石から生き延びるためにどうすればいい。
答えは明快、宇宙移民。
4、宇宙移民のために何が必要?
・資源とエネルギー
・頭脳と人材
・イノベーションと技術
・世界平和
・持続可能な自然環境
5、二つのやり方
上記のリストの内容を全部「リソース」と定義するとしたら、このリソースを宇宙移民のために配置・利用するために二つの方法がある。
①、中央集権的な世界政府を作り、世界を支配し、目標達成(宇宙移民)のために指示命令によってリソースを配分する。(計画経済)
②、自由貿易と市場メカニズムによってリソースを配分する。(市場経済)
6、結局みちは一つのみ
①は一見効率的で、分かりやすい。しかし、宇宙移民という目標に向けて、総力で達成するという考え方はゲームの世界でしか通用しない。
計画経済は戦争や災害の時に確かに有効だが、人間社会の長期発展にとっては害悪でしかない。ここで計画経済の非効率性について論じるつもりはない、時間の無駄。
世界政府による平和は内部崩壊する可能性が高い。これは中国など歴史上存在した多くの専制国家が証明したこと。仮に世界政府による平和が恒久化できるとしても、それは高度な画一性と異常な社会安定が必要条件になる。そのような社会では新しいアイディアや技術は生まれてこない。つまり、歴史が止まる状態のことを意味する。
、、、
残された実行可能な道は②一つのみ。人間の欲を利用する道であり、市場経済である。
7、だからこそ投資が必要
宇宙産業を発展するために想像を絶する莫大な資金が必要。
地球が巨大隕石衝突で居住不能になっても他の惑星や空間で人類文明が存続可能な状態を宇宙移民の実現と定義すれば、完成度はせいぜい1%のところだと言っても過言ではない。
宇宙事業はリスクが高く、収益化までの時間が長い特徴がある。この点については大航海時代にヨーロッパ人の世界進出と非常に類似する。後者は株式会社を生み出した。そして株式会社は世界共通の組織体制の一つとなっている。
宇宙事業の推進にあたって、その初期段階は主に二つの方法がある。
①国家プロジェクト(実質税金、全納税者がリスクを負う)
②VC(投資家のお金、投資家がリスクを負う)
前者の政府はいずれかの時点でコストのボトルネックに陥る。そしたら、民間企業に商業化を推進させ、コストを減らさないと次へのステップに進まない。NASAとSpaceXの関係がその一例。
後者の投資家はいずれかの時点でstart-up企業を上場させ、持ち株を二次市場で売却して利益確定する。それから価値のある企業が本当の大成長期に入る。近頃上場を噂されているstarlinkがその一例。
大規模な宇宙移民にコストの問題は必ず現れる。有力の解決策は、宇宙事業を何らかの形で商業化・実用化すること出なければならない。それによって、平均費用が下がり、資本が形成し、R&D投資を促し、新しい技術が生まれるという好循環が成立する。
いずれにせよ、国家主体の投資だけでは宇宙移民は難しい
人類よ、生き延びろ
投資家よ、生き延びろ
本当のストーリーはまだまだ先にある。
(眠いから、一旦ここまで)
つづく
4/25その他
・環境保護はただの時間稼ぎに過ぎない。宇宙移民が実現する前に人類が地球を弄び過ぎて自滅するのを防ぐために環境保護を行うまでだ。つまり、地球保護は目的ではなく、手段である。なぜなら、大隕石が来たら環境保護は無意味になるからだ。これは環境原理主義者の盲点でもある。
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