高校・大学受験　お金のリアル

ただいま絶賛子育て中のご夫婦は、お子さんの今後かかるであろう教育費について漠然とした不安をお持ちではないですか？
巷では、大学卒業まで一人○○○○万とかお受験に総額いくらといった見出しが様々な媒体で躍ってますが、どこか現実感が乏しいのではないでしょうか。
一地方都市に住む、しがない三人の子持ちサラリーマンの私からすれば、幼稚園からお受験なんて、はなから選択肢にありませんでしたし、はっきり言って別世界のファンタジーのようなものです。
そんなどこにでも転がっているようなごくごく普通の一般家庭ですが、我が家のこどもたちも、幼稚園・小学校を無事通り過ぎ現在上の二人が大学受験と高校受験へとそれぞれ突入しております。
３人のこどもたちを公立の小中学校に通わせた私にとって、これからかかってくる費用がもっとも高額であろうし、実際次から次へとお金が飛んでいくのを目の当たりにしています。
そこで、ここからが本番かなと感じとまだ進学先も決まっていないため、こどもたちの将来とお金の不安を抱えた親の状況も含め一連の支出を余すところなく公開し、教育費のリアルをお伝えしたいと思います。
このことが、ご夫婦でお持ちの　“漠然とした不安”　への対処の一助となれば幸いです。

まずは３人の子供たちの現況について…
長女　私立高校３年生
　　　特別進学クラスのため学費は免除
　　　毎月10,000円と年度頭に100,000円を施設費として納入
次女　公立中学3年生
　　　給食費と諸経費で年間70,000円納入
三女　公立中学1年生
　　　給食費と修学旅行積立で年間118,000円納入

長女は、学費免除と大変ありがたいクラスに入っていますが、私立のせいか多少の出費はあります。理系クラスで国立大学を第一志望としております。
東京に行かれると確実に家計ひっ迫が見込まれますが、国立・私立ともに地元の大学を受験予定のため少し安心です。
特別進学クラスということで、それ相応の受験対策を学校が準備してくれるだろうと塾は行かせておらず、よくＣＭをやっているオンラインの受験講座に加入しています。
クラスの子たちは有名塾に通っている場合が多いようですが、我が家の経済状況を考えると、おいそれと塾に行っていいよとは口が裂けても言えませんでした。
オンライン講座　10,778円／月

次女は、地元の難関公立高校を目指しており中学3年生の一学期より塾に通っています。長女の高校受験の際に通っていた塾は、中学校の成績割引が適応され通常の半額だったため、そこまで負担感は感じませんでした。
しかし今回の塾は全くそういった割引がなく、今更ながら長女の偉大さを痛感しています。思わず、次女にお姉ちゃんと同じところに行ったらと口の先まで出かかりましたが、本人が決めたことなのでそこはぐっとこらえて遠くを見つめています。その上三か月ごとに授業料の値上げとテキスト代が加算されどんどんうちの家計を痛めつけていきます。
受験が近づくにつれ値上がりするのは理解できますが、授業料の月々の支払い見通しがつかない点には非常に困惑しました。ネットで調べても総額らしきものしか出てこないので結局先方の言い値を払わされているようなものです。一度入塾してしまえば途中で辞めることはないだろうとこちらの足元を見透かされているようであまりいい気分ではないですが、娘を預けている手前文句をぶつけるところもなく、奥様へ愚痴をこぼすのが関の山です。

塾代　　４月　　57,970円（テキスト代込）
　　　　５月　　32,890円
　　　　６月　　32,890円
　　　　７月　　32,890円
　　　　８月　　66,900円（夏期講習込）
　　　　９月　　48,840円（テキスト代込）
　　　　１０月　57,510円（特別講習込）
　　　　１１月　37,510円
　　　　１２月　37,510円
　　　　１月　　114,500円（冬期講習・テキスト代込）　
　　　　２月　　42,760円
　　　　　計　　562,170円

総額を計算してみると、なかなかの金額になりました。週４回夫婦で時間が空いている方が塾への送り迎えを行うなど労力も時間も費やしました。
１０月１１月辺りは、支払いや送迎がだいぶストレスになってしまい夫婦間も多少ギスギスした覚えもありますが、１２月を過ぎたころからある程度終わりが見えてきたことあり、多少落ち着いた感があります。
色々思うところはありますが、次女は推薦で受験したため面接や小論文が必須となります。そちらへの対策は学校だけでは難しいでしょうし、ある程度レベルの高いクラスにいるため刺激になったと思いしょうがない出費かなと自分へ言い聞かせています。
余談ですが、もっともストレスフルな時に何の気なしに毎日毎日大変だよねと奥様へつぶやいたところ、長女の時は私一人で送迎していたからもうボロボロだったと、あなたは呑気に過ごしていたが私の大変さに気づかなかったの…とすごい目で睨まれてしまいました。
というのも長女の中学3年時は反抗期真っ盛りで、特に私を嫌って受け付けないためどうしても奥様へ負担がかかる羽目に陥ったのです。
もともとは最初に授かったこどもだったので、どこをどう切り取っても甘すぎるお父さんで仲もよかった思います。それが最初は私の心ない発言からのようですが（罪深いことに私には全く自覚がない）、そこからだんだん距離が生まれ気が付けば全く口を利かない状況が続いています。恐らく今の長女にその頃のような私に対する激しい忌避感は無いようですが、特に現状で困ることもなく、口をきくきっかけがないまま今に至っております。奥様・次女・三女からは伝言ゲームは面倒だからいい加減仲直りしてと言われますが、お互いこれはこれとしてこんな形でもいいのではと開き直っている状況です。

それはさておき、ここまで受験シーズンに突入した４月から色々かかったお金を羅列してみました。
これからは実際にかかっていくお金についての詳細をお伝えしたいと思います。ご興味があればまたよろしくお願いします。