【Vol.3 伝え方】
今日は子どもへの伝え方で私が意識していることを少し綴らせていただきます。
児童養護施設で生活する子どもは、大人が怒っているのかいないのか 声のトーンなどで敏感に反応します。
これは、脳の「後頭葉」が活発に働いていることが理由となっていて、会話というよりは大人が今怒っているかどうかに集中しているためだと研修で教えてもらった覚えがあります。
そのため声のトーンには気をつけています。怒っていると認識すると、話が入っていきません。
''解離''という症状が出てくることもあります。自分の意識を違うものに移したり、一時的に意識や記憶をまとめる感覚を無くすことです。
また、児童養護施設の子どもは幼少期に指示のみで生きてきていることが多いです。「〇〇しなさい!」「〇〇するな!」などです。
そういった環境で育った子どもは明らかに言語数が少なく、言葉で説明することが出来ません。また説明を理解することも難しいです。
そのため自分の行動や言動などを理由をつけて話すこと難しく、大人からすると「なんでこんなことしたんだろう?」と思うことが多くありますが、理由を聞いても答えられる子どもは少ないです。
そのため何かを伝える時は、ゆっくり丁寧にまた分かりやすく伝えることも意識してます。怒る時はより意識しています。
こんな簡単な感じですが、子どもが小さい時に育った環境はとても大事で成長するにあたって大きな影響の理解、子どもの背景を考え接していくこと
この2つは児童養護施設の職員に求められることだと思っています。(まだまだたくさんありますが、、)
ありがとうございました。