Vol.6 施設からの退所

施設からの退所は嬉しいと寂しいが混ざるとても複雑な出来事です。

退所までにはいくつかのステップがあります。(例外あり)

まずは面会です。引き取り手となる方と子どもが会うことから始まります。
児童相談所の方がついて3人で面会もあれば、安全が認められると子どもと2人というステップになります。

その後は面会外出です。日帰りではありますがどこかに出かけてりすることが出来ます。

次は外泊です。これは日帰りではなく泊まりで外に出ることです。大体は引き取り先となる家などに帰り、家庭経験を積んだり子どもとの生活で感じる課題等を見つけていくステップになります。

このようなステップを踏みならが、児童相談所の判断で引き取りが決まります。

各ステップの後には必ず振り返りを行い、施設・児童相談所・家庭の3つ全体で課題を共有し、今後のステップに向けた改善策を考えていきます。

各ステップを踏んでいくなかで1番大切なのは「子どもの意見」です。
実際、家には帰りたくないと言う子もいます。そういった場合は引き取りはほとんど出来ません。しかし引き取りをなしにするのではなく、聞き取りをして、なぜ帰りたくないのか、帰れる方向に持っていきます。

退所は家庭引き取りの他に、18歳以上の自立退所もあります。
次でお話できたらと思います。

久々の投稿になってしまいました。
読んで頂きありがとうございました。