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スピード感持って成長するには

私はWebライターとして成長するために営業の会社に転職し、新しい環境に飛び込みました。しかし、思うように仕事ができず、「自分は向いていないのでは?」と悩みながらも努力を重ねました。

精神的に追い詰められ、大泣きする日もありましたが、その苦しみが私を大きく成長させるきっかけとなりました。今回は、そんな挫折と成長を経験した私のリアルな物語をお届けします。


上司の前で業務を遂行することに

今年に入って私は転職し、自分のやりたい仕事に挑戦できることに胸を躍らせながら新しい会社に入社しました。

入社後、1週間の研修を経て、すぐに業務に取り組み始めました。仕事は、量をこなしながら質を高めていくスタイルで進行しています。しかし、思った以上にマルチタスク業務で難しく、もしかしたら自分には向いていないのではないかと悩む日々が続きました。

特に、同時期に入社した同僚は非常に優秀で、指示された内容の2、3歩先を行くような状況に置かれ、置いてけぼりを感じました。誰も比べてはいないとはいえ、同期との差を痛感し、焦りを覚えました。そこで、悩んでいても仕方がないと考え、気持ちを切り替えることにしました。

上司に「スピード感を持って成長したいです。だから、30分早く出勤して仕事をしたいです。」とお願いしたところ、快く受け入れてくれました。しかし、早めに出勤するからには、その分の成果を求められることに気づきました。行動に移したものの、期待に応えられず、半泣きになりながら仕事をこなす日々が続きました。

そんな私を見かねた上司が、「どうやって仕事をしているのか見たいから、10時からの1時間、私の前で仕事をしてほしい」と言ってくれました。その提案は正直なところすごく嫌でしたが、なんとか上司の前で業務を遂行することにしました。

詰め込みすぎてキャパオーバーに

午前中に上司の前で仕事をした後、午後からは同僚と一緒に業務に取り組むことになりました。席に着くと、心の中で「仕事だから泣かない、泣かない」と自分に言い聞かせていましたが、涙が止まらず、大号泣してしまいました。同僚は驚き、私を心配して上司に連絡を取ってくれました。

その後、仕事は一時中断し、上司から話をしたいとの連絡がありました。私は上司と具体的に何が問題だったのかを話し合いました。

その結果、私が目標やタスクを可視化できておらず、何をいつ行うべきなのかが不明確なまま、ただひたすら頑張っていたことが分かりました。その中で、自分のキャパシティを超えてしまったのです。

今振り返ると、自分自身を追い込みすぎて、周りの状況が見えなくなっていたことに気づきました。後で同僚が、「辛いのにどうしてそんなに平気そうな顔をしているのかな?」と心配してくれていたことを知り、彼の優しさに心が温まりました。

振り返ることの大切さ

これまでの仕事では、振り返りの時間がなかったため、とても苦労しました。しかし、振り返りすることで、次の日や1週間の行動計画が明確になり、スピード感を持って効率的に成長できるようになりました。

何をしないといけないかを見える化することで、スケジュールを立てやすくなり、振り返りも非常に行いやすくなったのです。

現在では、良かった点を持続可能な形で再現する一方で、悪かった点についても先輩と共に振り返っています。毎日仕事が終わる直前に先輩と振り返りの時間を設け、その日の業務の良かった点や改善すべき点を先輩に共有することで、自己成長を促しています。

この振り返りでは、悪かった点を具体的に細部化し、先輩が数字を用いてアドバイスをしてくれます。細部化が苦手な私にとって、この時間はとても貴重です。

正直に言うと、今でも毎日の振り返りは苦手ですが、先輩からは「入社当初に比べて振り返りの質が大分向上した」とお褒めの言葉をいただき、その成長を実感しています。具体的には、言語化能力が向上してきたという点です。

余談ですが、Webライターとして外に向けて発信する力も身に付けてきたと感じており、これが本業と並行して成長できたことに嬉しさを感じています。

成長過程は辛いけど

仕事で成果が出なさすぎて、苦しさから3ヶ月の間に4回も泣いてしまいました。上司の前で仕事をすることや、さらに上の統括から心配されることで、自分の能力のなさに絶望し、心がバキバキに折れそうになりました。

私がうまくできないことに対して、統括は毎日振り返りや改善点の指摘を行い、成長を促してくれました。「1件アポ取れた?」や「今日中にやって欲しい」という問いかけが、非常に辛かったのです。

仕事がつらすぎて、ある日統括の前で「私はとてもきついです」と胸の内を話し、大号泣してしまいました。すると統括は「仕事を嫌いになっていなければ大丈夫。今は辛いかもしれないけれど、絶対に成長できるから」と励ましてくれました。その時は、内心「それは励ましになっていない」と感じていました。

しかし今振り返ると、忙しい中で毎日振り返りや指導をしてくれたおかげで、大きく成長できたことに感謝しています。成長する過程はとても辛いと常々感じていますが、その辛さを乗り越えたときに見える絶景は何にも代えがたいものです。止まることを知らず、常に成長していると実感しています。

まとめ

自分からやりたい仕事の営業を選び、厳しい環境にあえて飛び込みました。しかし、想像以上に精神的に辛く、目標と現実の乖離に直面し、大号泣してしまうこともありました。

それでも、成長するという強い決意を持ち、日々努力を重ねました。その結果、上司をはじめとする周囲のサポートを受けることができました。

大変な時期もありましたが、踏ん張ってよかったと心から感じています。

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