神さんとのお仕事68「淡々と、粛々と」
ここ3週間ほど、膝を痛めてランニングがあまりできていませんでした。ケガをする、病気をする、物が壊れる、うまくいかないなど、生きているといろいろな弊害が生活の中で生まれては消えていきます。調子がいいことも然りだと思います。
「大人は良くても、悪くても、淡々と粛々と」
神さんはよくこう言われます。
状況が良いからといってテンションを上げるわけでもなく、悪いからといって落ち込むこともせず、現状に良し悪しをつけずただ淡々と粛々と生活をすることができれば心の波は大きくならないのだと思います。
良い時は、悪い時がきた時を考え備え
悪い時は、良い時がきた時を考えて備える
「良い」「悪い」という表面的なものにどっぷり浸るのではなく、常に2割か3割は反対のことを念頭に置いておき、常に心に余力を残しすぐにモードを切り替えられるようにすることが大事なのだと思います。
神さんは「嫌、しんどい、面倒くさい、に心を囚われている間は本当の幸せには会えない」と言われます。マイナスを普通にすることができればしんどいことが減り楽になるのに、やらないからいつまでも生活からマイナスがなくならずにしんどい思いが溜まってしんどくなっているそうです。端的に例えると
「自分で出したゴミは、自分でしか処理できない」
ということです。自分の生活で出たマイナスは、自分で処理をするしか方法はありません。誰かに頼って処理をしてもらったとしても、自分で処理をしない限り根源が治っていなければすぐに溜まります。自分で動くしかないのです。
「楽しんだのならば、同じだけやるべきことも頑張りなさい」
神さんはこうも言われます。大きな波を作れば同じ力の「引き波」も起こるように、心の波も大きな楽しみを作れば大きなやるべきことが生まれるのです。うまく人生を楽しむ人は「引き波」の処理まで考えて楽しみを組み立てておられるように思います。
「やりたいことはやるけども、やりたくないことはやらない」ような生活をされていおられる方で幸せに暮らしておられる方を見たことがありません。必ず愚痴の多い生活をされています。
神さんはお客さんに「楽しんで生活をしてください」と言われますが、楽しむためにはもう一つ「やらないといけないこと」を受け入れなければいけません。「やらないといけないことをやる」も含めて僕は「楽しむ」だと思っています。
楽しいことで元気を作り、その元気でやるべきことをやる。そしてやるべきことをやる元気がなくなれば楽しいことをして補充して、またやるべきことをやる。
大人の生活とは、それらをただ淡々と粛々と繰り返すことで作られるものではないかと思います。