普段着 16枚目
予選のアップの最初の一歩目が怖い。
自分が高校時代に陸上競技の試合に出ていた時、レースで走るより緊張をしたことは予選のアップの一歩目でした。アップとはレース前の準備練習のことになります。
どれだけ前日まできちんとした準備ができていたとしても、アップの一歩目が重いと「調子が悪いのか」「疲れが抜けきれなかったのか」「バネが戻っていないのか」などの考えが頭の中でグルグル回り、いい感覚になるまで無駄に動いてしまって準決勝あたりで精神的に限界がきてしまうことがあったなぁと今になって思うことがあります。
今考えれば、決勝に帳尻をあわせて結果が出るように予選は軽く考えて動けばよかったのですが、高校に入ってから「負けるレース」が多くなってしまって気負ってしまっておかしくなっていたんだと思いますし、これも今考えればですが、広い世界を見ればたくさんのことで負けているのに、狭い世界で負けないことに変にこだわって自分を小さくしていたように思います。
それこそ前回のブログでも書きましたが、その当時の自分は一生陸上競技に携わる場所にいることができると思っていたので、一日一日を大事にしていなかったんでしょうね。
さらによく考えるのは、ランニングを楽しんでいる今の自分の感じで当時の自分が陸上競技に取り組むことができていたら、もっと違った結果を出せていたのではないかと妄想してしまいます(笑)。「当時の自分にこの知識があったらどうなっていただろう」今の環境がどう変わって、今とは違う自分がどんな感じでいるんだろうと考えるのですが、最終的に
「今の場所に居ることは何か意味があってそうなっているから、どれだけいろんな過程を経たとしても最終的に回りまわって必ず同じこの場所にいるんだろうな」
という答えに必ず行きつきます(笑)。
「時間の流れと運命には逆らえない」
そのたびにそう思います。
だからこそ運命を楽しむために心にいいバランスを探しながら、時に厳しく時にゆるく生きている次第でございます(笑)。
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