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修理業者さんが下見に来たら、みずから質問したいひと言。

家の修理を相談する際、業者さんが下見に来ると思います。その際、住む人自らついでに質問したいひと言について…経験から感じることをご紹介します。

業者さんが、まず下見に来るのは、
① 状況を確認して修理内容を見定める
② 見積を作成する
③ 説明や提案をする
ためです。


●ついでに質問したいひと言

下見が終わりひと通りの説明を聞いてから…
『一緒に直したほうがよい所なかったですか?』
とあえて聞いてみてはいかがでしょうか?


●質問してみる意図

そんなこと聞いたら…余計な提案されたり、修理費かかるじゃないか!と感じるかもしれません。しかし…下見した業者側としては下記のように感じる場合があるんです。

その修理が「これで直る」と感じていても、
☑ しばらくするとここも修理になるだろうな…
☑ 他に気になる部分があるけど、先々の話だから 
  言わなくてもいいか…
☑ 何でもかんでも話すと嫌がられてもまずいな…
☑ 本当は交換したほうがいいけど、住む人が修理
  というから交換案は言わないでおこう…

などです。どう判断してどう説明するかも業者さん次第です。

なぜあえて質問してみたいのか…それは、修理してから行き違いが生じるケースがあるからです。

●行き違いとは?

修理方法は必ず、
①一時的にしのぐための応急方法
②数年大丈夫にする方法
③根本的に直す方法
ざっとこのどれかになり、費用も変わってきます。

一般の方にとっては①〜③のどれで修理したのか分からないため、業者さんの話した通りに修理したから「根本的に大丈夫だ!」と勘違いしてしまい、実際の修理は①だったといったケースが見られるからです。

他にも…簡単に直してくれると思いきや、根本的に直され費用が予想以上にかかった…とか。

突然の出来事なので…今は費用を抑えた応急的修理でいいと考えている場合もあれば、数年後まとまったリフォーム考えているから…今はできるだけ費用かけない方法で修理してほしいと考えている場合も、実際には住む人や事情により様々です。

その意向と、下見に来た業者さんの見立てがミスマッチすると、修理後に行き違いに発展しやすくなります。


●業者さんは話のプロとは限らない

業者さんは直したり作ったりする専門であっても、来る人誰でも親身でコミュニケーション上手とは限りません。


●ミスマッチを防ぐ

下見にきた業者さんに、よい意味で、必要に応じて質問していくことで、このような双方ミスマッチを防ぐことにつながっていきます。

コミュニケーションとか話し合いは大切ですね!

話を聞いて「やるかやらないか」は依頼者側の判断で決めることですから、下見に来た業者さんが感じる情報だけは一つでも多く、収集しておくに越したことはありませんね。


●ちなみに…こんなやり方もある

私の場合です。
下見に行った際、住む人と業者さんの仲介役をします。住む人の代わりに業者さんへこの質問をするよう心掛けています。求められる修理と、提案したい修理がかみ合っているかの「交通整理役」です。

業者さんも言いにくいことを話せる機会が生まれるし、住む人も先入観を取り除いて理解して貰う機会になり、好都合なんです。

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