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【だから修理は面白い!】 首折れした照明器具…交換せず直し、更に得られるもの。

住んでいれば長く住む程に、家には様々なことが起こる……このことは、私が今まで関わってきたお客様の生の声でもあるし、決して欠陥住宅だからとか施工不良の家だからという訳でもない。

経年メンテナンスもあれば、設備の寿命、経年使用による汚損、法律改正による既存付け足しなど…家はそもそもバッグに入れて持ち歩けない不動産だ。

修理と言えども直す方法は一つとは限らない。
☑ 応急的でよい
☑ 4〜5年持つ感じでよい
☑ 根本的に直したい
家の古さや住む人の事情が違うからだ。
新築とは違ったアイデア…どう直すか?の世界だ。

屋外外壁の照明器具が、経年で首折れ破損した。
電気配線は生きていて修理不要。
あまり費用かけたくないので、交換ではなく直せないだろうか?の相談。

首折れした照明器具
電気配線は大丈夫


そこで…
市販のL型金物を使って、器具の首折れをギプス補強した。金物の片方は外壁に固定、もう片方は首折れした器具に固定した。

L型金物を使用



見た目は分からないようにもなる。

修理後

修理方法はこのように、様々なアイデアを活用できる。業者さんに相談すれば99%照明器具の交換になるだろう。

建物の視点でいけば器具交換、住む人の事情を踏まえた視点でいけばこんな修理ができる。住む人の事情も踏まえた視点の修理を増やしていけば、様々なケースでアイデアがわいてくる。

そこが修理の面白みであるし、更には、住む人とのつながりも深くなり、仕事も楽しくなる。

私は正直、長年経験した新築キャリアと同じくらい、いや…それよりも魅力的に感じることがある。
生活に寄り添いながら、一粒で2度楽しい仕事だ!

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