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住育つぶやき29 家のほけん

住む場所で、どんな災害や事故の危険性があるかを考えて、家が万一壊れたときに直せる「手立て」を備えたいですね


異常気象や地震、台風、豪雨、豪雪の影響による様々な家の災害………
聞く頻度が増えてしまっています。
自然災害以外でも、人が引き起こす事故…例えば車が家に衝突する事故なども見られます。

このような災害や事故によって家が傷つく事態は、経年劣化や汚損のように新築して◯年経ったから必要…とは全く違い、突発的で予測不可能です。

●事故や災害による修理は、気軽?簡単?

実際に災害や事故で家が傷ついた場合、その修理や復旧は少ない費用で簡単に直せるでしょうか?

経験する限り…まとまった費用が必要な修理が少なくありません。不安をあおるわけではありませんが、いつどう起きるのか、起きないのか、分からないリスクに対して、せっせと貯金し続けながら生活していけるでしょうか?


●そのための備えが保険

考え方は様々ですが…家の万一のリスクを考えて備えるのが保険ではないでしょうか…。

敷地に家があれば、その家に対して掛けられる保険があります。災害や事故により発生した家の被害について、保険を掛けていれば補償を受けることが出来ます。

家にかける保険といえば「火災保険や地震保険」などですね。


●なんとなく…掛けていませんか?

私の経験上、新築する際に
安いから…勧められた保険だから…などの経緯で掛けておられる方が少なくない気がします。

どんな災害で被害を受けたら保険で補償してもらえるのか?を、自宅の保険内容についてあまりご存知ない方が少なくありません。

知らずに掛けている…が本当の掛け捨てと表現できるのかもしれません。


●家の保険とは?

火災保険は、様々なリスクを総合的に補償する「総合保険」と、基本的な補償の「火災保険」に大きく分かれます。

気をつけたいのは、総合保険でなければ補償されない災害があるということです。

例えば…
豪雨による土砂災害で家が被害をうけたとき…
洪水による土砂災害で家が被害をうけたとき…

①今入っている保険で補償されるでしょうか
②補償される限度額はどのくらいでしょうか

そして…
地震による津波で家が被害をうけたとき…
地震による液状化で家に被害をうけたとき…

①地震保険にも加入しているでしょうか
②補償される限度額はどのくらいでしょうか

今掛けている保険の補償内容を改めてよく確認したいですね。


●場所によりリスクも違う

どの場所でも自然災害リスクが同じではありません。リスクとは例えば…

①地震のゆれやすさ
②地震による液状化被害
③活断層
④標高や最寄り河川
⑤洪水被害実績
⑥浸水想定
⑦内水氾濫
⑧土砂災害警戒区域
⑨津波浸水想定
などです。

住む場所によってどのリスクが高いのか低いのかをきちんと把握するところから始めてみませんか?
ちなみに、民間の損害保険会社さんの多くでこのような自然災害ハザード情報を提供してくれますよ!

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