ローソク足の陰線陽線の出現率について
トレンドは継続する。(陽線の後に陽線が出やすい?)
価格は上がったら下がる。(陽線の後に陰線がでやすい?)
一体どちらの傾向が強いのか。
スクリプトで統計データ拾えそうなのでローソク足の出現率に偏りがあるのかどうか調べてみた!
統計データ(エクセルファイル)
詳細はエクセルデータで。
〇EURUSD(FXユーロ/米ドル)の傾向
・全体の傾向として陽線の後に陰線、陰線の後に陽線が出やすい。(逆張り優位)
・週足の陽線陽線の後は陽線が出やすい
・週足では移動平均線のトレンドフォローが優位
・週足以外の時間足ではローソク足に対して逆張りが優位。
〇EURUSD特に偏りがあるパターン
・週足 陽線陽線の後に陽線が出やすい。(56.17%)
・週足 PO時陽線の後に陽線が出やすい。(55.66%)
・日足 移動平均線が上昇トレンド時 陰線の後に陽線が出やすい。(54%前後)
・日足 移動平均線が下降トレンド時 陽線の後に陰線が出やすい。(53.5%前後)
・15分足・5分足では トレンドに逆張りかつ、ローソク足に逆張りが優位。(51~55%)
〇ES1!(SP500先物)の傾向
・(長い時間軸ほど)陰線の数より陽線の数が多い。
・全体の傾向として陽線の数が多いので陽線の後も陰線の後も陽線が出やすいが、陽線の後に陰線、陰線の後に陽線の確率が単体より高い。(逆張り優位)
・週足では、移動平均線のトレンドフォローが優位。特に上昇トレンド時の陰線の後に陽線が出やすい。
・日足でも週足より劣るが上昇トレンド時の陰線の後に陽線が出やすい。
・全体的に陰線陰線の後は陽線の確率が高い。
・15分足・5分足では短期線のトレンドに逆張りかつローソク足に逆張りが優位。
・全体的に長期線のトレンドに順張りかつローソク足に逆張りが優位。
・全体的に(時間足がながいほど)陽線より陰線の方が大きい。
〇ES1!特に偏りがあるパターン
・週足・日足 移動平均線が上昇トレンド時、陰線の後に陽線が出やすい。(60%前後)
・全ての時間足 陰線陰線の後に陽線が出やすい。(50~54%)
◎まとめ
・週足ではトレンドフォローかつローソク足に順張りが優位な傾向があるが、その他の時間足ではローソク足に逆張りが優位。
・株価指数では陰線と陽線の大きさに差があるので、本当にローソク足に逆張りが優位か要検証。
・5分足や15分足レベルでスキャルピングする場合はローソク足に逆張りが優位な可能性が高い。
・EURUSDでは移動平均線のトレンドに逆張りかつローソク足に逆張りが優位な可能性がある。
・ES1!では長期移動平均線のトレンドに順張りかつローソク足に逆張りが優位な可能性がある。