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イルカショーを見て泣きそうになった

小さい頃ぶりに水族館に行った。

最近の水族館は、
チームラボみたいに照明が綺麗で
水槽を七色の光に照らしていた。
そのせいか少し騒々しく感じた。

この閉鎖された空間で飼われている生物は、
野生で生きていくより幸せなのだろうか。
とも思った。


青いライトに照らされて浮かぶ海月。
まさに海の月であった。

水海月は死ぬと海に溶けて消えるらしい。
ついでに海月には脳も心臓も血管もないらしい。

感情がないってどういう感覚なんだろう...

静かに、ただそこに漂っている海月を見ると
少し羨ましく感じた。

毎日がつまらない訳でも
不満だらけな訳でもないが、
誰も私を知らない遠い場所に行きたいと思うことがある。

何も考えず、ただ綺麗で静かな場所に漂いたいな


イルカショーを見た。
なぜか泣きそうになった。

観客を楽しませるため、
覚えた芸を一生懸命披露し盛り上げているイルカを見て、
泣きそうになった。

この芸を覚えるのにどれくらいの時間がかかったのだろうか。

イルカショーのイルカたちは人間に飼われて幸せなのか、
それとも弱肉強食の海の世界から免れて幸せなのだろうか。

少なくとも私よりは精力的に働いているイルカたちを見て心が震えた。
人間と毎日触れ合うことにストレスがないといいな。。。

私でさえ一人の時間がないと心が死ぬのに
見世物にされている動物たちはストレスを感じないのだろうか、、、

土曜日の水族館は混んでいて心がざわつくから
今度は平日の夜に訪れたいと思う。

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