菊花賞
今年は、ダービー馬ダノンデサイル、トライアル・セントライト記念の1~3着馬アーバンシック、コスモキュランダ、エコロヴァルツや、神戸新聞杯1着のメイショウタバル、同3着ショウナンラプンタ、昇級戦組からヘデントールやアドマイヤテラなど、最後の1冠を目指し、例年以上にメンバーが揃った。
ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、レース傾向および“儲かる買い方”をジャッジする。
■3人気以内が毎年連対
過去10年、1番人気が3勝、2番人気が1勝、3番人気が2勝。4番人気も【2.2.1.5】と安定感を見せる。3番人気以内が【6.4.3.17】で、毎年1~3番人気から1頭が連対を果たし、10回中5回はもう1頭の連対馬が4~5番人気から出現している。つまり、3番人気以内同士でのワンツー決着は0回なので、1~3番人気から軸を選び、2列目筆頭は4番人気以下をピックアップするのが的中への近道になる。
馬連の平均配当は3508円で、万馬券は不良馬場でおこなれた2017年のみ。3桁配当が1回、10~20倍台が5回、30~40倍台が3回。馬単は6250円で、万馬券1回、10倍台が1回、30~50倍台が5回、他60~90倍台となっており、ほとんど30倍台以上つくので、馬連よりも「馬単」をメインにした方がベター。
3連複の平均配当は2万1809円、2017年は1人気→10人気→13人気の決着で13万6350円の払い戻しだった。他は30倍台以下が3回、40~90倍が2回、万馬券4回。3連単は9万8197円、100倍台以下が2回、200~300倍台が3回。それ以上が5回で、このうち十万馬券は2017年の55万9700円を含み2回発生している。堅め決着の想定なら3連単でしっかり張る必要があるが、2列目に伏兵を入れるなら3連複に加えて3連単で高配当を狙った方が馬券的にはおもしろい。
■伏兵が2、3着の可能性十分
1~3番人気のうち、毎年1頭が連対を果たしている一方で2頭は3着以下になっており、3番人気以内が2頭揃って好走したのは10回中3回のみ。また5番人気以内での決着も3回のみで、残る7回は6番人気以下の伏兵が好走している。また不良馬場の2017年こそ、2、3着が2桁人気馬だったが、11番人気以下は【0.0.1.78】。基本的に10番人気以内で決まる。
6~10番人気【1.4.4.41】のうち、前走GIIで上がり3位以内の末脚を使って5着以内だった馬は【0.3.1.4】複勝率50.0%をマーク。また、前走が2200m以上の2勝クラスで上がり2位以内の末脚を使って勝利した馬は【0.0.3.6】複勝率33.3%を記録する。人気薄はシンプルにスタミナと末脚性能重視で取捨するのが得策。
トライアル好走組の中でも低評価を受けているショウナンラプンタは妙味十分。3着ばかりだが、昇級戦組はアドマイヤテラとピースワンデュックが候補になりそう。例年、秋華賞よりも配当は高い傾向なので、“好配当の使者”に超ベテランがひと役買う可能性は十分あるだろう。
過去10年のデータを基にした配当傾向の分析は、馬券購入における戦略を考える上で有益です。
特に、3人気以内が毎年連対している点や、4番人気以下からの連対馬が出現しやすいという情報は、馬券戦略を立てる際に重要な指針になります。また、馬連よりも馬単をメインにする方が高配当が狙いやすいという提案も実践的で、賢い選択と言えるでしょう。
さらに、伏兵馬の存在や、特にショウナンラプンタのような低評価の馬に注目することも、意外な好走を期待させる要素です。スタミナや末脚性能を重視する考え方も、競馬の奥深さを感じさせます。
全体として、この記事は競馬ファンにとって非常に参考になる情報を提供しており、菊花賞に向けた期待感を高める内容だと感じました。競馬はデータ分析と直感のバランスが重要ですが、この記事のような具体的なデータがあると、より自信を持って馬券を購入できると思います。
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