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237、ヒーロー

 ヒーローというのは、突然やってくる。
そのとき、ピキン!と直感が働いたとき、そのひとをヒーローと、ぼくは、決め付けてしまう。
でも、ぼくは、結局、そのひとの一面しか見てなくて、ヒーローだったんだなあ...…と、がっかりすることもある。
いや、ヒーローは、そのひとに一面しか見せないことがうまいから、ヒーローなのか。

いままで、いろんな、ヒーローを見てきたが、ぼくは。

おそらく、ぼくは、ヒーローを見極める力も長けてはいないだろう。

博識?カッコ良さそう?落ち着きがある?
なにか、教えてくれる?救ってくれるひと?

一つでも、その要素が含まれているひとを、ヒーローと呼ぶ。
そして、カッコ悪さというのも、ヒーローには、ときにはあって、いいように思えるようになった。
そのひとが、ほんとうのヒーローであるかどうかは、そんな、カッコ良さで決め付けてはいけないのだ!

でも、いつかは、ヒーローとお別れするときがやってくるのも、季節が移り行くのと同じように。

お年寄りは、みな、ヒーローです。無条件で。

いま、ぼくのプライベートでは、ヒーローにあふれてる。だれか、一人で充分なのに...…

でも、『一神教は危険だ!』タイトルの本を見かけたときがある。

 大丈夫!日本は、多神教だから。愉快な日本。なんでも信じていいなんて、こんなことある??

ヒーロー選びに迷わなくていいから、楽だけど。

教科書通りのヒーローなんて、もう旧い!

ありがとう、オリジナルヒーロー!また、明日会ってくれる?

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