
主人公
よく漫画やアニメなどで「やまない雨はない。」「明けない夜はない。」などと言ってる主人公が多いがそれは強者側の言葉なのだと私は思う。
確かにそうなのかもしれないが、その途中で倒れたり死んでしまった幾千の屍たちの声無き声は無かったことになっている。
やまない雨はないかも知れないが、多くの人たちは今降っている雨をどうにかして欲しいのだ。明けない夜はないのかも知れないが、多くの倒れた人達は次の日の朝日を見たかったと願うものだと思う。
私も生き残った側の強者なのかも知れないがスーパーヒーローでも無ければ、超常的な力も無い。私ができることは微々たるもので、今降っている雨に傘を広げる事や明けない夜に光を灯す事は私でも出来るのかも知れない。
人間、孤独と孤独で2人になれない人達の多さを感じる。