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竹川竹斎

竹川竹斎という人をご存知だろうか?
著作の神速歩行術が有名であるが、もうひとつ有名なエピソードとして江戸から伊勢にわたる実に500kmの道のりをたった3日で往復したという。

藁草履で山あり谷ありの舗装されていない道のりを日の出から日の入りまでを16時間と仮定して時速約21kmで走る。平均的なマラソンランナーより早い。その速さの秘訣として丹田に気を集め、全身の筋肉を緩め、全身の凝りを解くのだと言う。他にも重要な要点はあるが、歌舞伎俳優も大声を張った時に全身の筋肉を緩めるためよく脱糞をしてしまうと聞く。

近代的な考え方では筋肉をいかに緊張させるかが重要であるが、いかに昔の人と考え方が違うのかが伺える。私も今日にでも整体に行って筋肉を緩めてもらうとしよう。


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