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15年後の自分へ
『じゃあ君は3年後にプロになって5年後に漫画化になって10年後に全国で映画化、15年後はハリウッドだな。』
兄貴分が私の短編を読んでそう言った。本気で言っているのが伝わってくる。
『俺にはその映像が見えた。ジャンジャンバリバリ稼ごうぜ。』
と呑気に言ってくる。車のプレゼントもせがまれた。本当にそんな時があるんだったらリムジンでもプレゼントしよいと軽く妄想する。
私は苦虫を噛み潰したような顔をした。それに対して笑ったのでは無い、それが私の想像を超えてきたからだ。
夢は大きくとはよく言ったものだが、実際問題自分の現状からかけはなれた夢を持った方が良いと聞く。
藪から棒だが、それが花開くかは15年後の自分に期待するとしよう。